いつだって君に

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再会は思いの外早かった。

3日後にユチョンが1人でやってきたのだ。


「いらっしゃいませ…うわっ!」


入口付近にいたスタッフが思わず声を上げる。

ユチョンはそのスタッフにピョコンと頭を下げるとキョロキョロと辺りを見回し、私と眼が合うとパッと顔を輝かせた。


「いた!エスプレッソの人!」


どんな覚え方!


「いらっしゃいませ!ホントにまた来てくれたんですね。」


私がそう言うとユチョンがニッコリ笑って答える。


「美味しかったからー。あとこの店の雰囲気が気に入ったのー。」


前座った席空いてる?とユチョンは首を伸ばして確認する。


「空いてますよ。どうぞ。」


私はユチョンを奥のソファー席へ案内する。
テーブルに着くなりボフッとソファーに沈み込む彼。


「んぁぁぁ…このフカフカな感じ…チェゴ…」


チェゴ???
それにしても日本語上手だなぁと思いながらオーダーを聞くと、


「こないだの!えーと…」

「エスプレッソマキアートですね?」

「そう!それ!あとー、このサンドイッチとー、ケーキ!」


嬉々としてオーダーする彼は子供のようで可愛らしい。


「かしこまりました。しばらくお待ちくださいませ。」

「はーい。」


返事した!可愛い!


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