清月番外編

□会計が坂木を補佐に推した時の話。
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会計と会長の話。

「会長、去年の体育祭前って多忙すぎて余裕が有りませんでしたよね」

「……それはお前の仕事を始める日が遅かったからでお前以外は余裕は有ったぞ?」

「そ、そんな事無い!みんな口には出さなかったけど大変だった!だから会長!俺、補佐が欲しい!」

「補佐?親衛隊に頼めば良いだろう」

「俺の所の親衛隊はみんな忙しいんです!なので、俺、この生徒を補佐にしたいのですが!」


デデーンと会計の手から出されたのは坂木のプロフィールが書かれたプリント。


「テストの学年順位は15位以内!平凡!先生からも問題ない生徒だと言われている平凡生徒!」

「却下だ」

「えーなんでー?!平凡だから?!」

「そいつが家庭科部だからだ」

「家庭科部の何処が駄目なの?」

「家庭科部は一番忙しい時に保育園のボランティアが入っている。大事な時に抜けられると困る」

「あー……ボランティア」

「補佐なら俺がピックアップしてやる。お前はちゃんと仕事しろ」

「えぇー」


その後、会計が坂木の恋人である東が入りガン飛ばされ坂木に近寄ってんじゃねぇよと警告までされて鈴村に怖いと泣きついた。

そして坂木に謝罪した後、陰で東からいじめられていたという裏話。


「あ、東君、この量おかしくない?」
「真琴、俺の膝の上に座れ、こっちこい」
「会計、おかしくないですよ。会長、しつこい仕事しろ」


それと会長と東がいちゃいちゃしているところを見てさらに泣いた。


−おわり−


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