短編集

□拘束された激情
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「ハァッ…あぁっ、あっ、なん、だよ、はあぁッ…、これっ…」


バイブが振動する快感と、ものをしごかれる快感が、体を掻き乱す。


「ひっ、あっ…!あっ…!
やっ、はっ、くっ…んうぅ、
やめっ、あっああああっ!!!!」


ドロッと精液がたれる。


果てたかと思えば、また次の快感が押し寄せ、俺は、気が狂いそうになった。


「イイよイイよ!南くん、すごくキレイだよ!
もっと足開こうか!南くんのいいとこ見たいな」

言って杉田は、俺の内股になってた膝を立てて、外側にやる。

俺は、洪水のように襲いかかる快感に、杉田の手を払いのけることもできず、
杉田に股間をさらけ出す格好になった。


体制が変わり、更に杉田の視線も感じて、バイブを突っ込まれた箇所が更に快感を帯びた。


「あっあああっ!
はぁっぁっ!うぁっ、んっんひっ!ひあっああああっ!!」


口元から唾液が垂れ、頬が熱を帯び、ズタズタにされたプライドを痛んで目から涙が溢れる。

「も…、やめ、て…くれ…」

息切々に言う。

無視するかと思われた言葉だったが、杉田は聞こえたと言う風に俺の元に歩み寄って、

前に取り付けられたものと、バイブの電源を切った。


言って見るもんだ。


やっと終わったと思った矢先だった。


杉田の手が、あの袋の中に入る。

すぐに、胸の電極に繋がってる何かの装置のスイッチを押そうとしてるんだと分かった。


「よせ…!」


しかし、直後襲ったのは電流ではなく、快感だった。


「やっ…、何、で…」


クリップが、振動している。

長いこと強い力で挟まれていたからであろうか、大した振動でもないのに、激烈な快感となって俺を狂わす。

その先端を、杉田が舐める。

「ひあっ!」

「おほ、すんごい感度!やっぱ乳首はこうやって攻めるものだね!
じゃあ、再開しよう」


絶望的な言葉に、俺は頭が真っ白になる。


「今までは両方とも中だったから、強にしてみようか!!」


カチッカチッと電源が入る音がして、今までの倍はある、凄まじい振動が俺を襲った。

「やめてくれぇぇっ!」

前に取り付けられたものは、俺のものを擦り、後ろに突っ込まれたものは、俺の中を掻き乱す。

胸に取り付けられたクリップの振動も手伝って、今まで以上の快感を俺にもたらした。

クチュクチュと卑猥な水音や、ズッズッと性感帯を擦り付ける音が身体を伝ってくる。


脚の谷間は、もう精液でグチョグチョだった。


「はあっあんっんっ、ひああっ、くっ、んっんん!!
…こんな、ああっ!あひっ!こんなの…っぅうんっ、やだぁっ!!」


熟れた胸の飾りを、杉田の舌が襲う。

今、その場所はどこよりも敏感なところだった。

ビクンと体が跳ね上がって、理性が壊れる。

「ひっ!んあっ、あ、ああっ!!!!」

それだけで果ててしまった。

杉田は、楽しそうに笑って

「ここがホントにすごいね。
待ってて、いいものがあるんだ」


言って袋の中から、ローターを二つ取り出すと、それを熟れた胸のに飾りの上にセロテープでしっかり止める。


「フフッ、南くんどうなっちゃうのかな。
気持ちよさ過ぎて、ホントに壊れちゃうかもなぁ…」


カチッとローターの電源が入る。

「…!!んっああっ!!!!
ひいいっ!!っくぁ!や、ああっん、んう、やめ、て!はぁっああああっ!うぁ…!ひあっあああああああっ!!やめっ…、ひぃあぁっ、こわ、れる、…あぁっ!オレがぁっ、んんっ、こわれ…っ」



俺はこれ以上とないほどの、望まない快感に、喘ぎ、悶えまくった。







 
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