十五夜
□7の奇跡
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試合をしてから一週間。
私は男バス一軍レギュラーの練習に参加していた。
『はっ、ぁ・・・・』
ランニングを終え、私は部室へ向かう。
『待て待て!さつきはボトルに触るな!』
「あっ名無しさんちゃん!ごめん・・・」
『あぁ・・・済まない、俺も強く言い過ぎたようだ。さつきは情報収集に集中してくれ』
「うん。ありがとう」
『こちらこそ。有力なデータは試合に役立つ。頑張って』
「うん!」
さつきにドリンクを作らせず、それでいて傷つけない方法が攻略できた。
これから私は、部室のそうじ、ドリンクを任されている。
掃除はさつきと一緒だが。
『よし、つくるか』
さっそくボトルに手を付けた。