十五夜

□11の奇跡
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こんにちは!さつきです!


今日は珍しく部活がないので名無しさんちゃんとマジバに来ています!


「久しぶり〜」


『確かに。最近練習ばっかだったもんなぁ』


私たちは好きなものをそれぞれ頼み、完全に女子トークを始めていた。


「でさでさ〜テツ君がね〜」


『ぷっ、何それ』


目の前で吹き込む名無しさんちゃん。


最近名無しさんちゃんはすごく女の子らしくなった。


なんていうか、口調が変わったからなのかな?

光輝先輩たちと試合をしてから変わった。

口調が変わったせいなのか、雰囲気も別人のように変わった。今までのがウソみたいに。


よく笑うようになった。よく照れるようになった。よく遊ぶようになった。


本当に女の子らしくなったと思う。

女の私から見てもかわいいもん。

『大丈夫さつき?急にうつむいて』


ほら、こんな風に気遣いもできる。本当に優しいなぁ名無しさんちゃん。


「なんでもないよ〜それよりシェイクもらっていい?」


『んっ、いいよ〜はい』


目の前にバニラシェイクを差し出された私はそれをのどに通す。


「んっー甘くておいしー」


『癖になるなぁこの味。なかなかやめられないんだよねーあははっ』


はにかむ名無しさんちゃん。その顔は本当にかわいい。


『さつき、顔デレッとしてるよ』


「あ、ごめん!そ、それより、私聞きたいことがあるの!」



『?なんだ?私が答えられる範囲なら答えるけど・・・・』


はて?なんだろう?と小首をかしげる名無しさんちゃん。


ごめんね、実は・・・・・・
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