新月
□四
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その頃・・・・
「む・・・・ここは一体どこだ?」
真田弦一郎は困惑状態だった。
「目覚めたときに気がついたが・・・・・くさいな・・・」
真田も感じ取っていた。
血なまぐさいにおいを。
「とりあえず動き回ってみよう。誰かにあえるかもしれん」
怖いもの知らずの真田でした(笑)
――――――
「ここは・・・どこだ?」
柳蓮司も同じ状態だった。
それも無理ない。
目が覚めたらこのような状態なのだから。
「新しいデータだ・・・・」
柳も動き出した・・・;
――――――
「ってて・・・」
「くっくらぁぁぁああ!!」
なぜか赤也とブン太が一緒だった。
「ナッなぜっ!?」
「ブン太先輩〜怖いっす!!(泣)」
赤也は今にも泣き出しそうだった。
ブン太も同じく動揺が隠せなかった。
「っ赤也、少し歩き回ってみようぜ?」
赤也の腕をとり、歩き出した。
―――――――――
「・・・ここは?」
「さぁね。俺が聞きたい」
幸村&柳生ペア。
「不思議ですね。私達は今まで部室に・・」
「不思議どころじゃないよ。絶対。」
「・・・きっと真田君たちも来ています。探しましょう。」
「え〜真田のために?」
「・・・(かわいそうに)」
二人も歩き出した。
―――――――
「どこぜよ・・・」
仁王雅治。彼は一人きり。
仁王はため息を吐き、周りを見渡した。
「何か出る確立・・・大、だな」
カチャ、とあるビンを持って、その部屋を出た。
「プリッ」
―――――――
「わぁああぁあああああぁぁぁん!!」
二年の名無し。彼女は一人。
彼女は腰を抜かし、その場で泣きついていた。
「たすけてええぇえ・・・先輩ぃいぃ・・」
―――――――
このとき彼等は気づいてはいなかった。
いや気づいちゃいけなかったんだ――。