新月

□伍
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はい、こんにちは。



切原赤也っス!!



ただいま・・・・・




「赤也っ!!お前走るのはやすぎ!!」



「先輩遅いですってうわあぁぁぁあ」


追われてます。霊に。



「ま・・・でっ・・おにいちゃああぁぁああぁぁぁああんっ!!!!!」



「「うわぁあぁぁあぁっ!!」」


俺達は、あの部屋からでて、他の先輩達を探していたところ、真っ赤な女の子に遭遇しちゃったんです。



「先輩!!あの子ケチャップが!!体全体にケチャップがあぁぁあっ!!?」


「ああああれはけちゃっぷじゃねぇえ!!」



どうして俺が突っ込まなきゃならないんだ、ち先輩はどんよりしていた。


「先輩あそこの部屋に!!」


「おっおう」


がらっ、と乱暴にドアを開け、物陰に隠れた。



「静かに・・・」



呼吸音も立たないくらい、俺達は固まった。



「ここにいるんでしょぉおぉ・・・・・?出てきて遊ぼうよぉおぉっ!!」




狂ってる。完璧に。おかしい。


「いないのぉお・・・?チッ・・・」



そういうとあの子はこの部屋から出て行った。



「・・・はぁ〜」


「あぶなかったぜぃ」


気が緩んだ俺達は、物陰からでた。



「っ誰かいるのか?」


「ええ、この声は、丸井君と赤也君でしょう」


っ先輩達だっ!!


「先輩っ!!」


「赤也っ!!?」


おれは幸村部長にとびついいた。



「よかったぜぃ、幸村くんたちと合流できて」


「それは此方のせりふだよ丸井」


安心したのかみんな笑顔だった。

安心した。


「・・・まだ皆さんとは合流できていません。感動の再開はまた後ほど」



「そうだね」



俺達は、歩きだした。

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