三日月
□三球目
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『はぁ・・・・』
私は、昨日からいじめられたみたいです。
なんか変なことになってあーなって・・・
って全然わかんないよね(笑)
何か気がついたら家のベッドにねてて・・・
私はひり暮らしだから親もだれもいないはず・・・
まぁ、めんどくさいから考え事は後!!
『これはまぁずいぶんと立派な作品ね』
学校について上履きに履き替えようとした矢先、上履きいれを開けた瞬間生ゴミだのだの死ねだの消えろなどが書いてあるかみが波のようにざぶーんと。
「うわーきたなぁあい」
「あれじゃもうつかえないねぇ」
影では私のことをくすくすと嘲笑う女子の軍団。
上履きは履けないので、スリッパを借りて、教室へと向かった。
『いまどきこれに誰が引っかかるの・・?』
ドアには画鋲。その上には黒板消し。
なんといったら言いのだろう。
なんか、アホらしい。
「くすくす・・・かかるかなぁ・・」
「かかったら馬鹿にしてやろうぜぇ」
なんて薄汚い声が私の耳に侵入してくる。
『ほっ』
私は上手くドアを開け、黒板消しを掴みとった。
そして私はいちばんおくにいる男子に向かって投げつけた。
お、クリーンヒット。
「っなにすんだよ!!」
『いえ・・・別に。あなたが私にサプライズを用意し手くれているものだから・・そのお礼ね』
彼はムカつく・・・とつぶやきながらしぶしぶ粉を払い出した。
『あ・・・』
えー。ただいま授業中。
数学でございます。うん。
センセー。授業が簡単すぎて飽きちゃいました。
なんて・・・いえないしなぁ・・
よし!寝よう!
「よし、名無し!!この問題を解いてみろ!!」
くそこの最悪教師め。
人の安眠妨害しやがって。
私が席を立つと周りのやつ、先生までもが笑っていた。
「どうした?あんなに余裕そうに授業を受けていたお前なら、このくらい簡単だろう」
黒板に書かれた問題は、明らかに中学生レベルじゃなかった。
なんかこう・・・大学入試とかにでそうな・・・
大学入試にも出るのかな?あれ
『そうですね。このくらいなら・・・』
チョークを左にもち、カッカと黒板にチョークを滑らせていく。
あ、ちなみに私左利きね。
『これでどうでしょう?間違っているかも知れませんから、よく確かめてください・・・なんせ、中学生レベルじゃないものですからね・・・』
わざと嫌みつきで言ってやった。
よくやった。私。
「せ、正解だ・・・」
ふふ、あんのじょう吃驚してる・・
それから私の数学の幕は閉じた・・・・
『あー疲れた』
もう放課後。部活の時間。
時の流れというものは早いものだね。
何か馬場くさいこと行っちゃった。
『・・・』
でも、一応緊張する。
昨日、あんなことがあったわけだし?
普通に何時もどうりいけるはずがない。
仕方なく腹をくくり、部室のドアを開けた。
『っこれは・・・・』
ドアを開ければ、そこは嵐が過ぎ去ったようなあと。
壁にはスプレーで落書きされ、床、机には落書きなどがされていた。