三日月

□五球目
1ページ/1ページ

はい、おはようございます。


いじめられているものでございます。



愚痴をこぼしながらベットからはいでて、私宅をはじめる。


『・・・朝練行かなくていいか』


どういたって殴られるだけだし。


何時も着ていくジャージは袖に通さず、制服に着替え、玄関のカギを施錠した。









「ねぇ、何で君は朝練習来なかったのかな?」

『・・・・・その理由はあなた達が一番知ってるんじゃない?』


私今柳と幸村に捕まってます。


しかも昼休みに。



「ねぇ、それじゃ答えになってないよね」


『ならばなんて言えばいい?』

「休んだ理由そのままいえばいいじゃない?」


幸村は私をにらみつける。いたらいたで邪魔者扱い、いなかったらいなかったで、何それ?
そんな理不尽な…

つか柳空気じゃない?


『理由はいった。せっかくの昼休みあと少しで終わりそうなんだけど、』


「それがどうしたというのだ」



うわっ喋った。ふけ顔はゴミ箱に顔突っ込んでと。



『はい、それじゃあバイバイ』



「話斬るのへただね名無しさんって」



『あら、褒めてくれているの?嬉しい』



「別に褒めたわけじゃないなぁ」


私はすたすたと屋上に向かって歩き始めた。


幸村が、話はまだ終わってないよ、とか言っていたが聞こえない振りしよう。



『・・・・・』



重たいドアを開く。幸い、誰も居なかった。


『ハハッ、駄目だ私…もう心が鬼になりかけてる…』


復讐を決めてから。私の心は冷たくなった。

彼らに対しても周りに対しても…


『クス…だぁれが初めになくでしょう♪』


なぜかわくわくしている自分がいた。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ