暦月
□I can do it!
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『つ…着いた…!!』
こんにちわ。名無しさんです。今日から湘北生です。
私は急いでチャリを起きカギを外し、職員室へ向かった。
『やっべぇえッ!』
女のことは思えないほど大股で走る。
パンツなんて見えようが見えまいが関係ない。
あ、でも今日のパンツ何色だっけ?あ、そうだピンクの水玉だ。
って違う。こんなことやってる場合じゃない。
私は一刻も早く、職員室に行かなければならない。
もっと早く走れないものか。
『と…言っている間に職員室』
はぁはぁと息が荒い。とりあえず深呼吸をしてガラガラとドアを開けた。
『すいません遅れました!!千条です!!』
職員室にいた教師たちは体をびくつかせ、こちらを見ている。
そりゃそうだ。いきなり大声でこんなこと言われたら驚くに決まってる!
「お前が…千条名無しさんか?」
『は?そうですけど何か』
私に質問してきた教師はなぜかプルプルと震えだした。
すると突然
「ぶわぁかもおおおぉんッ!!!」
大声で怒鳴られた。
『は?なんで私こんな怒鳴られてるの?Why?』
「何が何故だ!早々に遅刻しおって!!今が何時だと思っておる!」
『え?先生時計の針読めない?ダッサァ〜』
次の瞬間、私わ転校早々一時間の説教を喰らった。