緋弾のアリア 無限の武器を持つ転生者

□プロローグ
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 ・・・・・・ここはどこだ?
 
 
 周辺を見渡すがその風景は見慣れた自室ではなく何も無い白い空間だった。って、何でこんなところにいるんだよ!俺は自室のベッドの中に入って寝たはずだ!というかここどこだよ!誰か説明しろ!!
 
 
「あの・・・」
 
 
 といきなり若い女の子の声が聞こえてきた。というか誰だ?どこにいる!?
 
 周辺を再び見渡すが誰もいない。しかし、声は聞こえる・・・・・・コレがポルターガイストというやつか!・・・・・・というかいま俺がここにいることそのものがポルターガイストたな・・・・・・
 
 
「あの・・・私はこの空間そのものです」


 
 
 空間そのもの?この白い空間そのものとでも言うつもりか?というかさっきから俺が考えたことが筒抜けじゃん!
 
 
「えっと・・・一応、貴方の言った白い空間は私そのものです。あと、貴方が考えたことがわかるのは私が神様だからです」
 
 
 神?マジで言ってんの?イイ病院を紹介してやろうか?
 
 
「・・・・・・とりあえず今の貴方の状態を説明します・・・」
 
 
 さらりと無視したな・・・・・・まあいい、それで神様 (自称) は俺がこんなことになった理由を知ってんの?
 
 
「(何か変なのが混ざっていた気がします・・・)えっとですね、最初にお詫びします。 私の部下の不手際で貴方の寿命に関する書類を破いてしまいました」
 
 
 ん?ということは俺、死んだの?
 
 
「はい。貴方は寝ている最中に急性心不全で死んだことになってます。本当にごめんなさい」
 
 
 いや、別に気にしないよ。というか健康的な体なのに急性心不全て・・・色々と大丈夫なのか?
 
 
「・・・・・・何とかなっているはずです・・・・・・」
 
 
 ・・・・・・なんだか頼りないな・・・まあいい、それで?俺はどこに行くの?天国?それとも地獄?
 
 
「いえ、貴方には別の世界に転生していただきます。どんな世界がいいですか?」


 
 
 ああ、コレは知り合いが言っていたテンプレというやつか・・・まあどうでもいいか・・・とりあえず元の世界とかは無理だよな?
 
 
「それは難しいです。あの世界での貴方の魂はすでに死亡しています。その世界に貴方を転生させると世界のバランスが崩れます。バランスが崩れた世界は―――」
 
 
 ああ、難しい話はいいよ。とにかく元の世界は無理なんだな。
 
 
「はい。その代わりそのほかの世界なら何でもいけますよ。小説やアニメの世界でもOKです」
 
 
 ふ〜ん・・・俺、あまりそういったものは読まなかったし見てないからな・・・・・何かオススメの世界とかない?


 
 
「そうですね・・・緋弾のアリアなんてどうでしょうか?」
 
 
 んじゃあその世界でいいよ。
 
 
「か、軽いですね・・・」
 
 
 いや、一応、知り合いがよく言っていたからな。たしか、武偵とかいうやつらがいるんだろ?
 
 
「まあそうですけど・・・本当にいいんですか?」
 
 
 ああ、問題ない。
 
 
「わかりました。後は色々と特典を付けられますけどどうします?」
 
 
 特典?どういったものが付けられんの?
 
 
「色々いけますよ。不死以外なら」
 
 
 確か緋弾のアリアって銃とか剣とかを振り回したりしていたよな・・・
 
 
「していますね。あと、超能力者とかもいますよ」
 
 
 それじゃあ、
 
 @ あらゆる物を武器として扱う能力
 
 A あらゆる武器の概念を持つものを使いこなせる能力
 
 B 身体能力強化
 
 C   不老
 
 D   一度でも見た武器の概念を持った物を自分の中に記録し、自由に取り出す事のできる能力
 
 をくれ。
 
 
「わかりました。最後のやつは貴方が一度でも見たことがある武器を頭の中で思い描くようにすると出せるようにしました。あと取り出した武器は消せないので気をつけてください」 
 
 了解。あと外見は14〜15歳くらいで、後は適当でいいよ。
 
 
「適当って・・・まあいいですけど・・・」
 
 
 ああ、あと転生したときにできるだけ武器が多いとこにしてくれない?
 
 
「わかりました。ではいってらっしゃい」
 
 
 ん?急に眠気が・・・どうしたんだ・・・
 
 
「大丈夫ですよ。次に目が覚めたら転生していますから。今は眠りなさい」
 
 
 なるほど・・・それじゃあおやすみなさい・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ここどこだよ・・・・・・
 
 
 と目を覚ました俺が最初に思ったことだった。
 
 
 辺りはさっきまでいた白い空間ではなく壊れた廃墟のような建物で俺が寝ている木製のかなり傷んだベッドと今にも壊れそうな木製のテーブルがあるだけの部屋だった。とりあえずここがどこなのか確認しないといけないな・・・などと考えながらベッドから出て軽く背伸びをする。そのときあることに気がついた。目線がかなり低くなっているのだ。俺は何か自分の姿を確かめる物が無いかと部屋の中を探し回るがそんなものはなく、その代わりに見つけた。といってもテーブルの上に置いてあっただけなのだが・・・・・・まあそんな些細なことはどうでもいい。 とりあえず、テーブルに置いてあった手紙の内容は現在の俺の状況を説明した神からのメッセージだった。
 
 
 内容をまとめると・・・・とりあえず俺の体は今6歳ぐらいになっていて15歳の時点で成長が止まると・・・・・・あと容姿は白人で白髪ね・・・・・・あとここは中東のどっからしい。何でも数ヶ月前から内戦が続いている国らしい。というか神様・・・武器があるとこに送り込んでくれとは言ったけど内戦地帯に放り込むとか・・・鬼か・・・
 
 
 まあある程度の状況はわかった。とりあえずここから出て行くか・・・・・
 
 
 と思って扉を開けて外にでてみると・・・・
 
 
「ゴーゴーゴー!」「グレネードー!」「3時方向にスナイパー!」「リロード!」「回り込め!」
「撃たれた!動けない!」「装甲車だ!RPG持ってこい!」「衛生兵―!衛生兵―!」
 
 
 などという声とそれをかき消すほどの銃声と爆発音。さらに血の臭いと焦げ臭い臭いが鼻を刺激した。
 
 
 とりあえず俺は扉を閉めて再び部屋の中に戻った。
 
 
 とりあえず部屋に戻った俺は吐いた。何も食べてないから胃液しか出ないがそれでも吐いた。
 
 
 だってそうだろ?いきなり戦場に放り出されて無残な死体とかを見てみろよ。

あの内臓が飛び出した・・・・・・・おえええええぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 しばらく御待ちください・・・・・
 
 
 
 
 
 
 よし、もう大丈夫だ。うん。あれだね俺の適用能力の高さに驚きだね。とりあえず外に出るのは少し控えよう。今出て行くと死ぬ。いやマジで。というか外の人たち、日本語喋ってなかったのに日本語に聞こえた。なんでだろ?まあどうでもいいか・・・・とりあえず今は身を守る方法を考えるか・・・・って、俺、神様からもらった特典があるじゃん!早速ためしてみるか・・・・
 
 
 
 数分後・・・・・・
 
 
 
 とりあえず身体能力が凄いことはわかった。

とりあえずすごい。もう言葉でうまく表せないぐらいにすごかった。あと、あらゆる物を武器として扱う能力は本当にあらゆる物を武器として扱うことができた。たとえば神様からもらった手紙ですら武器にできたのだから・・・・どうやったら紙で木製の机が切れるんだよ・・・・・あと、あらゆる武器の概念を持つものを使いこなせる能力は常時発動しているらしく手紙を武器にしているときどうやって扱えばいいかまるで知っているように体が動いた。で、最後の能力の一度でも見た武器の概念を持った物を自分の中に記録し、自由に取り出す事のできる能力を試してみることにした。さっき外に出たときに見た武器が頭の中に思い浮かんできた。


 武器リスト
 
 AK-74(弾数30発) RPG-7 (弾数1発) 手榴弾 (一個)  手紙 (一枚)
 
 
 こんな風に表示されるのか・・・とりあえずAK-74を取り出してみるか。
 
 
 そう思い、俺はイメージを浮かべる。すると、手にAK-74が握られていた。
 
 
 これは・・・すごいな・・・
 
 
 などと思いながら試しに構えて撃ってみる。まあ人生で初めて撃つのだが能力のおかげで問題なく撃てた。反動も問題ない。とりあえず60発ほど撃ってみる。途中、マガジンを先ほどと同じやり方で取り出してリロードする。
 
 
 うん。問題ないな。一応、コレで自分の身は守れるだろう。


あとはこれからどうするかだ・・・・・実際、俺はこの世界のことを知らないわけだし・・・・・まあ当分行き当たり場ったりで適当にすごすか・・・・
 
 
 
 
 

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