緋弾のアリア 無限の武器を持つ転生者

□中学生編V
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武偵中に入学して3月が経った。俺は毎日暇なカリキュラムをこなし、遠山の監視を続けていた。そして、ここ数日、ある噂が広まっていた。


曰く、遠山に色仕掛けで攻めると何でもしてくれる。

曰く、遠山は女生徒に媚を売っている。


などと言った噂が流れている。ちなみにこんなことになった理由は数日前、遠山と女生徒がぶつかって遠山が女生徒を押し倒したような形になった。


お前はどこのギャルゲーの主人公だ!?とツッコミたくなったが・・・・話しを戻そう。


ぶつかった遠山と女生徒はすぐに立ち上がり、お互い普通に謝っていた。しかし、遠山は・・・・


「君のような女の子を事故とはいえ押し倒してしまったんだ。何か俺に罰を与えてくれないか?」


などと言いやがりました。それで女生徒は「じゃあジュースを買ってきて」と言うと、遠山は「わかった」とだけ言って、窓から飛び降りた。遠山達がいた校舎のちょうど真下に自販機がある。なので窓から飛び降りるのが最短距離なのだが遠山がいたのは三階だ。普通の学生なら死ぬのだが、遠山はワイヤーを使って降りて、自販機でジュースを買って、階段をダッシュで駆け上がりわずか二十秒で女生徒の元に戻った。


まあこれがきっかけで遠山の先ほどの噂が飛びかう原因となった。


ちなみになぜ遠山が女生徒達の命令を素直に聞く理由はわかってない。というか調べる気はない。俺はあくまで遠山の監視と死なないように護衛するのが仕事だ。遠山の行動の理由をいちいち調べる気はない。


まあでも最近はだんだんとひどくなってきてるんだよな・・・・・


最初のころはパシらせるだけだったが最近は気に入らないやつに向かって差し向ける刺客になりつつある。

まあ死ななかったらどうでもいいけどね。


んで、今は遠山がまた女生徒にパシらされてるので俺は喉が乾いたから自販機にジュースを買いに行くつもりだったのだが・・・・


「ちょっと待ってくれないかい?」


と遠山に声をかけられました。


「何ですか?」


遠山に話し掛けられる理由は無いはずだが?監視がばれたのか?いやそんなへまはやらない。ならなんだ?

「君のような少女に言うのは心苦しいんだけどちょと縛られてくれないかな」


と右手に持ったロープを見せ付けてドヤ顔で見せ付けてくる。


色々と考えていた俺だが遠山から語られた答えは俺が考えていたものよりバカらしかった。


とりあえず・・・・・


「変態ですね」


とだけ言ってその場を去ろうとしますが・・・・


「ごめんね。君を逃がすわけにはいかないんだ」


そう言って遠山はいつもよりキレのいい動きで近づいてくる。実に欝陶しい。


俺はシャーロックから教わった不可視の銃撃で遠山の胸を撃ち抜いた。ちなみに特殊なサプレッサーを着けた銃なので音も聞こえないしマズルフラッシュもない。一応非殺傷弾使っているから死なないだろう。まああばら骨が逝ってるかも知らないが・・・・・


まあそんなことはどうでもいい。要は遠山が死ななければ問題ない。


ちなみに胸を撃たれた遠山は吹き飛ばされてそのまま気を失っていた。少し血が出ているのは恐らく吐血だろう。


俺は気絶した遠山を放置して元々向かっていた目的地である自販機に向かって歩きだし『キーンコーンカーンコーン』・・・・・次の休み時間にするか・・・・

俺は教室に向かって歩きだした。





遠山に絡まれてから一週間が経ちました。最近、女生徒の視線を毎日のように感じるようになったんだが気にせず、遠山の監視と退屈で仕方ない学生生活を送っていたのだが・・・・・


「ちょと!聞いていますの!?」


現在、体育館の裏に数十人の女生徒に呼び出されたのでしかたなく体育館の裏にきたんだけど・・・・・すっごくめんどくさい。


ちなみにさっきからこの女生徒達の話しは聞いていない。だって、「顔がちょとイイからって調子にのるな」「髪の色が目立つから染めろ」などしか言ってないのだ。これでは聞く気が失せてしまう。


「まあいいや。返事しないってことはOKってことだよね」


いや、聞いてなかったから返事できないだけだから。

なんて事を言っても逆効果なので無言を貫くと女生徒の一人がハサミを持ってちかずいてきた。恐らくあのハサミで俺の髪を切るつもりなのか?


さすがにそれは勘弁してほしい。というかこいつらいいかげんうざい。


俺は女生徒達に気付かれないようにストックからベレッタを取出た。


そして、ハサミを持った女生徒の手が俺に触れようとした瞬間、俺は女生徒の発展途上中の膨らみにベレッタを押しつけた。


「へ?」


とすっとんきょうな女生徒の声を無視して俺は引き金を引いた。


ゼロ距離で撃たれた女生徒は吹き飛ばされて吐血しながら倒れた。一応、びくびくと痙攣してるから生きてるだろう。


さて、それじゃあヤるか・・・・・・


何がおきたかわからないといった顔した女生徒達全員の足に向かって銃撃をたたき込む。狙いは膝の関節。


弾は非殺傷のゴム弾まあ骨折するぐらいだろ。というか撃たれた女生徒達は骨折したようだ。足が明後日の方向に曲がってる。仕方ないので戻してやろう。


「ー!!」


おやおや、俺は曲がった足を蹴りで元に戻してやっただけなんだがな。そんなに泣きながら喜んでもらえるなんて、嬉しいな。


「ゆ、許し「いやです」そんな・・・・」


まあこのさいだ。今までたまってたストレスを発散しますか・・・・








結果、十人中三人が両足粉砕骨折。四人が両手両足粉砕骨折。二人が両手両足粉砕にあばら骨を全部骨折。一人が左肺破裂という結果に終わった。


女生徒達は全員病院送りになり俺は教職員に軽く注意されただけで終わった。曰く、武偵同士のいざこざはほとんど無視するらしい。まあ死人が出るとさすがにアウトらしいが、まあばれなければOKなんだろう。

この出来事の後、俺の噂は学校中に流れたらしい。


曰く、普段はおとなしいけどキレるとヤバい少女の皮を被った悪魔らしい。


この噂のおかげで俺に絡んでくる連中はいなくなったのは嬉しい誤算だ。

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