緋弾のアリア 無限の武器を持つ転生者

□中学生編X
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遠山の訓練を初めて一週間と5日がたった。遠山は弾丸切りを極めた・・・・とは言えないがある程度のレベルまでものにした。


今はベレッタとナイフを主体とした近接格闘戦闘(CQC)を教えてる最中だ。まあ付け焼き刃だがこの変態は少なからず才能がある。それになぜかは知らないが本来の遠山が出せる実力以上の実力を体が覚えている感じが遠山にはある。そのおかげで体はある程度動けるので後は頭で理解させるだけなので短期間で実力を身に付ける事ができたみたいだ。


まあ基本はできていたので今日の訓練はここまでにして明後日の試合に向けての打ち合わせをする。


正式には学年末成績評価試合って言う名前らしいが・・・・別にどうでもいいが。


「おい!聞いてんのか?」

と遠山の叫びで現実に引き戻された。


「全く聞いてなかったがなんか文句あるんかボケエエエエェェェェェェ!!!」

「何で開き直りながらキレてんだよ!」


「まあそんなことはどうでもいいからとりあえず明後日の学年末成績評価試合についてどうするか考えるか」


「話をややこしくしたお前が言うな!というか試合ってそんな名称だったのか・・・」


まあ知らなくて当然だよな・・・伊吹教員も「今度試合をやるからチームを組んでくださいね〜」としか言ってなかったからな。


「とりあえずそれは置いておいて今は試合について話すぞ」


「だからお前が・・・・まあいい。それでフォーメーションはどうする?」


「遠山が一人で二人倒せばOK」


「いやいやいやそんなの無理だから」


「はぁ・・・あのな遠山。何で俺がお前を鍛えたと思う?」


「それは・・・・パートナーの俺が弱いと色々と問題だからか?」


「違う。確かにお前が弱いのは事実だが、それが理由ではない」


「じゃあ何なんだよ」


「それは・・・・たんに戦うのがめんどくさいからパートナーに戦わせよう。でも負けるのは嫌だから少し鍛えてやるか、日頃のストレス発散もかねて・・・・って言うのが本音」


「なるほど、お前とは一回真剣に話をする必要だな」

「俺は話す事なんてないからどうでもいいけど。あと遠山が一人で戦うのは決定だから」


「だから何で俺だけ「あのな遠山。お前に教えた技や技術はほとんど多人数戦を想定したものなんだよ。事なん今回はその試験みたいなものだ。わかるか遠山」!!!」


俺は遠山の言葉をさえぎりながらちかずいて遠山の服の襟を引っ張って顔を近づかせて遠山の目を見つめながら言う。しかし遠山は目をそらした。そして・・・

「ちょ!近い!近い!」


とか言ってきた。確かに顔はかなり近いがそんなに気にする事か?


遠山は顔を真っ赤にしておろおろしている。それを見て俺はある噂を思いだした。


「なあ遠山。お前に関する噂を一つ思いだした」


そう俺が言うと遠山はビクっとなった。だが俺は言葉を続ける。


「たしかな・・・・遠山に色仕掛けで攻めると何でもしてくれる。だったかな?」


俺がそう言うと遠山は一気に赤くなった。まあ元から真っ赤だったけどさらに赤くなった感じだ。そんな遠山を見て俺は・・・・・


「まあやらないがな」


と言って遠山の襟を離してやる。すると遠山は尻餅をついて後ろに倒れた。


「とりあえずフォーメーションは遠山が前衛で俺が後衛ね。ああ、俺は基本手を貸さないからな。ちなみに否定権は無いからな。否定したら本当に色仕掛けをするぞ」


まあ色仕掛けとかはやろうと思ったらできるけどな。一応、元男だけど、違和感というか抵抗感というのがほとんどない。一応、貞操というか操は守っているが生き残るため色仕掛けで敵を誘い出したこともある



(内容は皆さんの創造にお任せしよう)


何だ今の電波は・・・・・気にしないでおこう。とりあえず遠山に色仕掛けなんてする必要はないだろう。

「んじゃあ、これで事前の打ち合わせは終わりで今日はもう解散な。明日は訓練は無しでいいから1日ゆっくり休んで試合に備えろ」

「あ、ああ、わかった」


と遠山の返事を聞いて俺は訓練場を出た。毎回訓練場の施錠は交代制にしたので今回は遠山の番なので俺はさっさと帰らせてもらう。




部屋に帰った俺はイ・ウーに定期連絡をする。まあ定期連絡といっても俺の気分なんだけどな。


「あーあー聞こえてる?」

ちなみにシャーロックに連絡を入れるのだが念のため変声機で声を変えている。ちなみに声はACの最新作に出てくる主任、とある魔術の桐原君、まあ業界では焼け野原の声になっている。


『その声はたった一人の軍隊(ワンマンアーミー)か貴方が連絡を入れるのはめずらいな』

「ん?何だジャンヌか。シャーロックはどうしたの?」


『教授は所要で今はいない。要件なら私が伝えておこう』


「了解〜んじゃあ頼むよ。シャーロックには俺からの定期連絡っていえば伝わるから」


『心得た』


「要件は以上。じゃあよろしく〜」


と言って通信を切ろうとした。だが・・・


『待ってくれ』


というジャンヌの声で止められた。


「ん?何かあるの?」


『前々から何度も頼んでいる事なのだが・・・私達の派閥に入ってくれないだろうか。』


「前から言ってるけど無理だから。俺が一つの派閥に加担するとバランスがくずれちゃうからさ。」


『なら貴方に技や技術の教えを乞うものにご教授いただけないか?』


「あー無理。だいたい俺が教えてどうなるの?だいたいさ、人の一生て短いんだよ。そんな俺の貴重な時間を対価にして手に入るメリットは?」


まあ俺は不老だから時間なんて腐るほどあるんだけどね。


『そ、それは・・・貸しを作ったり、何かあった時の力になれる。』


さすが自称策士(笑)のジャンヌだな。妙に正論なところがめんどくさい。


「あのなジャンヌ・・・俺の呼び名にたった一人の軍隊(ワンマンアーミー)ってあるだろ?あれ、何で呼ばれるようになったと思う?」


『それは貴方が一人で一国の軍隊を相手にして勝ったから「違うな」え?』


「俺に味方何ていないんだよ。そう敵もいない。味方も敵も・・・ずっと一人きりなんだよ。そして、これからもすっと・・・だからたった一人の軍隊(ワンマンアーミー)なんだよ。お分かり?」


『・・・・・』


少しシリアス気味に言ってみると、ジャンヌは何も言わなくなってしまった。まあ実際、不老だからずっと一人っていうのはあながち間違えじゃあない。しっかし名前の由来何て嘘八百だけどな。AC最新作に登場する某主任のセリフをちょっとアレンジしただけだけどね。しっかしシリアスは俺のキャラじゃあないな。


「まあかなり話がそれたけど本音を言えばまだまだ俺が教えるには値しないって事だ。だから諦めな」


と言ってジャンヌが言い返す前に通信を切った。


さてと・・・・夕飯を買いに行くか。

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