緋弾のアリア 無限の武器を持つ転生者

□中学生編Z
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現在、俺は遠山家の前まで来ている。まあいつも監視している家なので見慣れているが・・・・


とりあえず、遠山に連れられて家に入る。遠山は「ただいま」と言い俺は「お邪魔します」と言って入った。


遠山に案内されリビングに入る。そこには長い髪をした女みたいな男とテーブルの上に大量の出前をとったのか、お寿司にピザ、などが並べられていた。そして・・・


「お帰りキンジ」


めちゃくちゃ美人でどう見ても男に見えない遠山兄がいた。


「ああ、ただいま兄さん。紹介するよ。彼女が俺とタッグを組んでくれてた佐々木・・・」


と言って言葉につまる。人の名前ぐらい覚えておけよ。


仕方なく助け船をだす。


「佐々木・フリストフォール・ヴィルゲム・美月だ。長いから好きなように呼んでくれ」


「ああ、俺は遠山 キンイチ。いつも弟が世話になっている」


「ああ、世話をしてやっている」


そう言うと遠山兄は少し笑って言った。


「さあ二人とも手を洗ってこい。冷めてしまってはおいしくなくなってしまうからな」


俺は遠山に案内され洗面所で手を洗う。


そして、リビングに戻りテーブルにつく。


遠山と遠山兄もテーブルにつき、食事は始まった。


そして、遠山兄は俺に色々と質問してきた。


「学校でのキンジはどんな感じ?」と聞かれたので
俺は正直に「毎日、女子のパシリにされています」と答えたら遠山は「さ、佐々木!」といいながら顔を赤くして、遠山兄はそんな遠山を見て「キンジ・・・」と言いながら、かわいそうな者を見る目で遠山を見る。そこに俺は「さらに私に変態行為を働こうとしたりしました。今日も寝ている私を・・・「な、なにでたらめ言ってんだよ!」いや寝ている私の肩を掴んできたじゃん。それにはじめまして会った時もドヤ顔で縛ろうとしてきたしね」と俺が言ったら遠山兄はさっきまでとは違う厳しい目つきで「キンジ・・・少しオハナシしようか」と言って遠山の服の襟首を掴み別室に引きずっていた。引きずっられついく時、遠山は「ちょ!兄さん!佐々木!助けてくれ!」と、俺に手を向けてくる。俺はいい笑顔でグッと親指を立てて見送った。




数分後・・・




食事をとっていると遠山兄弟が戻ってきた。


「佐々木〜」


とヘトヘトになった遠山が俺にまるで呪いの言葉を放つように言ってくる。


「私は真実を伝えただけだが・・・いけなかったか?」


「そう言われると反論できない自分がいる・・・」


と、言って遠山はテーブルに突っ伏した。


そして、遠山兄に「行儀が悪い」と頭をたたかれ起こされる。


その一撃で遠山は「グフッ・・・」と、謎の奇声を上げて動かなくなった。


遠山兄は動かなくなった遠山を見てため息をついて食事を再開する。


結局、食事が終了するまで遠山は復活せず俺は遠山兄と雑談を繰り広げていた。









遠山家を出て自分の部屋に戻ってくると同時に部屋の中の無線機に通信が入った。


『やあ。そろそろ帰って来る頃だと推理していたよ』

「なんだ推理オタクのジジイか・・・何のようだ?」

『実は君に依頼したくてね』


「断る。だいたいなぜ俺なんだ?」


『君か私以外にこなせない依頼だからだよ』


「・・・詳しく話せ」


『そうだね。まずここ1ヶ月で名を上げた犯罪者がいてね。依頼はその犯罪者の排除なんだよ』


「犯罪者?犯罪者ぐらいなら俺が出る必要もないだろう」


『いや、その犯罪者君なんだけど超能力者でね。しかも「俺がオリ主だ!」とか「俺が最強だ!」とか言ってるらしいんだよ』


どう考えても転生者ですね。わかります。


「はぁ・・・で、そいつの名前は?」


『鎌瀬 戌 (かませ いぬ)。歳は君と同じぐらいで、能力は異空間からの武器の投擲。現在、日本の●●にいるみたいだよ。ちなみに容姿は銀髪のオッドアイ』

なんだその痛々しい容姿は・・・


「了解。さっさと行ってさくっと殺ってきますよ」


『よろしく頼むよ』


と、俺は通信を切り、武偵中の制服を脱いで、イ・ウーでよく着ていた服に仮面を着けて転生者がいるところに向かった。








転生者は簡単に見つかった。なぜか山奥にいたのでめんどくさかったが・・・


「お前が鎌瀬 戌 か?」


と、変声機で声を焼け野原ボイスに変換された俺の声が響く。


「そうだ!俺が超絶最強オリ主の鎌瀬 戌だ」


痛い、すっごく痛々しい・・・


「そうか・・・なら死ね」

俺は両手にM60短機関銃を構えて撃つ。弾は全て武偵弾の炸裂弾を使用した。

「ふん。熾天覆う七つの円環 (ロー・アイアス)」!」


と、叫ぶと、痛々しい容姿の転生者の前に七枚の花弁が現れ俺の弾を弾き飛ばした。


「無駄だ。オリ主である俺にそんなものは効かない。さて、次は俺のターンだ。開け王の財宝 (ゲート・オブ・バビロン)」


と、転生者の後ろの空間が歪み、そこから色々な武器が出てきた。まんまFateの能力ですね。


俺は即座にそれらの武器の概念を記録する。すると無限に等しいぐらいの武器の情報を得た。どうやら王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)の中にある物も全てが手に入ったみたいだ。


「消えろ!」


と、転生者は王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)から武器を投げつけてくる。俺は転生者からいただいた武器の一つ。名前も無くただ乖離剣エアと呼ばれる剣を出す。


「真名解放 天地 乖離す開闢の星(エヌマ・エリ シュ)」


と、威力を押さえて乖離剣エアを振る。その一撃は転生者が放った宝具を破壊し、転生者を吹き飛ばした。

「はあ・・・帰るか」


転生者が塵も残さずに消え去った後をみて俺は家に戻った。

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