偽りの楽園
□第五話
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『ん・・・』
《若菜》
あ、れ ・・・
『ここは、』
《保健室だ》
僕は桜ノ宮姫華を見て様子が可笑しくなって、倒れたらしい
記憶が曖昧であまり覚えてない
『まぁ、彼奴のせいで僕が可笑しくなったと?』
《早く言えばそうなる》
『彼奴を見た男子はああなって可笑しくなった訳か』
《つまり洗脳だ》
洗脳・・・ねぇ
面倒だなぁ。うかつに近付けないし、見ることも出来ないじゃないか。
《どうするんだ?》
『取りあえず、1週間は放置しとこう』
《何故?》
『情報収集と、一時の幸せを・・・ね』
《1週間後は地獄・・・と言うことか?》
『その通り♪』
学校中の男子があんなになったら大変だ
その為にもいろいろと情報は集めないとね
その頃学校中では、転校生のせいで僕が倒れたと言う噂が流れているのと、転校生が来たせいで男子が可笑しくなった事が広められていると知るのは1時間後の事だった。