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□真斗×真斗×レン*
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早乙女学園の寮のとある部屋。
ここを使うのはAクラスの聖川真斗とSクラスの神宮寺レン。


珍しくクラスメイトの来栖翔と曲の練習をしていたレンはいつもより遅く部屋に帰ってきた。


「ただいま」


同室の真斗に帰ったときはきちんと挨拶をしろと何度も怒られ、面倒になったレンはきちんと挨拶するようになった。
部屋に入り見渡すとそこには真斗が2人いた。


「おかえり、神宮寺。」


「おかえり、遅かったな。」


2人の真斗は特に気にする様子もなくレンに挨拶を返す。
レンは突然の事態に頭が真っ白になった。


「お、お前…何で2人になってるんだ!?」


「じ、実は…」


「学園長から栄養ドリンクをいただいたから飲んだら、こうなった。」


「えっ!!この間ボスからもらった物を素直に食べちゃダメだって言わなかったかい?」


「少し疲れていたからつい…」


「飲んだら一発で疲れも吹き飛ぶと言われたから飲んでしまったんだ。」


2人の真斗は少し申し訳なさそうに答えた。
真斗たちのいる目の前にレンは座り、2人を見比べた。
髪、目、体型、黒子…
何一つ違いのない2人を眺める。


「全く同じのようだ。」


「しかし、ちゃんと別々に意識はあるんだ。」


「…そうなんだ。」


2人を見ながらふとレンに疑問が浮かんだ。


「身体も同じなのかい?」


「身体?」


「体型なども全く一緒だぞ。」


「見比べてみたいな。」


「見比べるとは…脱げと言いたいのか?」


「そういうこと♪」


「バカか貴様!!同じだと言っているんだから納得せんか!!」


「えー。比べてみないと分からないだろ?見てみたいなぁ。」


断固拒否する真斗にレンも決して食い下がる気もなく真斗たちに言う。


「意外と違いがあるかもしれないだろ?」


「…まぁ、確かに脱いで確認はしていないな。」


「だが、ここまで同じなのだから調べる必要はなかろう!」


1人の真斗はレンの願いを受け入れそうだが一方の真斗に受け入れる気はなさそうだ。
チャンスだと思ったレンは素直な方の真斗の隣に座り肩を抱いて耳元に囁きかけるように言った。


「脱いでみたら違いがあるかもしれないよ。知りたくないのかい?」


「…そ、そうだな…。少し興味はあるな。」


という真斗の言葉を聞き、レンは妖しく笑い、隣にいる真斗の浴衣に手をかけはだけさせた。


「じゃあ…調べてみよう。」


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