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□一緒にお風呂 パート2*
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とある寒い冬の日。
同じ現場で音楽番組の撮影を終えた神宮寺レンと聖川真斗は一緒に自宅マンションへと帰宅した。
「ただいま」
「ただいま」
2人は靴を脱ぎ部屋にあがる。
「…寒いな。」
「そうだね。さすがに1日家を空けてたら冷えきっちゃうね。」
あまりの部屋の寒さに真斗は身を縮めながら腕を擦り、風呂場へと向かう。
レンは暖房をつけ、リビングのソファに座る。
「風呂つけたぞ。」
「あぁ、ありがとう。」
風呂の支度をした真斗はリビングに戻りレンの隣に座る。
「沸いたらすぐ入ろう?」
「…一緒にか?」
「もちろん。」
「………。」
「俺があがるの待ってたら身体冷えきっちゃうよ。」
「なぜお前が先に入る前提なんだ…」
「細かいことは気にしない。…早く沸くと良いね。」
「………。」
楽しげに笑うレンに対し、どこか不服そうな表情の真斗だった。
給湯器から風呂が沸いたのを知らせる音楽が鳴るとレンは立ち上がった。
「さぁ、入るよ?」
「…もう少しこれを見てから行く。」
「そう?じゃあ先に行って待ってるからね。」
同時に行くのは狭いし、恥ずかしいため真斗はわざとタイミングをずらそうとテレビを真剣に見てるフリをする。
レンは少し残念そうな表情を見せ、真斗の髪にキスをしてから風呂場に向かう。
少ししてから真斗も風呂場へと向かった。