【Mein】
□じゃれ合いのつもり
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「…そうでもないよ」
「嘘でしょー?だからさ、告白とかされちゃわないのー」
「されたことはあるよ」
落ち着いて話をさらっと進める赤司
「付き合わなかったの?」
「どうして?考えてみなよ敦。初対面で名前も知らない女子に付き合ってくれと言われて、いいだろうと言える?」
「無理かもー」
飴を舐めながら、少し間をおいて赤司をチラッとみると、ネクタイをしめていた
「赤ちんってさー、何しても落ち着いてるよねー」
「そうかな」
「大人びてるっていうのかなー」
振り返って赤司の背中を見つめる。
気づけば赤司の背中に抱き着いていた
「…敦。上着が着れない」
「……着なくていいよ」
はぁ?っと小さく赤司は呟いたが、いつもみたいに少しの間は離すまで待っている。
でも離す気は自分にさらさら無い事は解っていた。
「赤ちんってホント小さくて抱き着きやすい」
「…さらっと嫌味を言うな。お前からしたら小さいだろうけど、女子からしたら俺はかなりデカい方にあってだな…」
…女子か…
「女子何か知らないよー。もっと成長しなよ赤ちーん」
「今も十分成長してる。だからお前がデカ過ぎるだけだと何度も言って…」
その瞬間赤司の言葉をさえぎるように
唇を唇で塞いだ
「…ッ!?」
赤司の驚きの隠せない表情が間近で見える
「−…ッンン!!」
体を引きはがすように手で自分を離れさせようとする。
している最中にも関わらずに必死で何か喋っている。
「もー、赤ちん喋んないでよ」
「ッハ…ハァ…ッいッいきなりな…」
息を切らしながら若干赤くなった頬と涙目でこちらを見上げる。
あざとい…
こんな状況でも落ち着きを取り戻そうとする赤司の腕を掴んでそこのベンチに押し倒した
「敦?」
どうやら赤司はただ遊んでじゃれているだけだと思っているようだ。
彼のネクタイを外して、シャツのボタンを外して、首元を舐めた
「ちょ…ッな…ぅ」
スーッと乳首に回って舌でいじる。
本当に男の肌かっていう程つるつるで驚いた
「やめろ…敦…こんな…」
動いて抵抗する赤司の体を押さえつけ、
ズボンへと手が伸びる
「待て、いくら男同士の絡みだからと言ってー…」
「男同士の絡みでこんなに起たせてよく言うよねー」
そっと触ると赤司はとっさに足を折り曲げた
その足を開けて下着の上からそれを触ると、赤司の体は激しく動いた
「…やぁッ…敦っもうやめッ…」
「赤ちん何やらしー声出してんのー」
ジタバタ動く体を自分の大きな体で押さえつけて、もう片手で赤司の上半身をいじる。
「…グッ…」
時々漏れる声は絶えているのがバレバレに解る声だった
「我慢しなくていいよ。いっぱい声出して」
「馬鹿言うな…そろそろ本気で怒るぞ…敦」
そんなちょっと怒った赤司が可愛すぎて顔を近づけると、またキスされるのかと思って腕で隠している顔を伏せた
その腕を放そうとして手を掴もうとした
「触るな」
一瞬ドクンと心臓が止まった気がした
すると赤司は訂正するように話し出した
「違う…見られたくない」
そう言って手で隠している隙間から
少し赤い頬に涙が流れていた。
「…ごめん赤ちん」