悠久の刻より
夢を見たんだ。
キミの夢を…
これでもう33164度目だ。
この手は届かないと知りながら
それでもボクは
この手を伸ばすんだ…
キミに会いたい。
キミに触れたい。
…キミと…
―――恋をしたい―――
瞼を閉じて―――…
キミの声を思い出して。
キミの顔を思い浮かべるんだ。
どんな夢でも
キミといられるなら―――…
夢に溺れてしまいたい。
でもそんなボクの願いは
誰に届く事もなく
夢の泡となって消えるんだ。
そんな憐れなボクを
…その掌に掬って…
最期に
お別れのキスを頂戴。
最終更新日 2012/12/02