ペット

□クールダウン
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「みんな集まってー」






トレーナーの呼び掛けで各々ライブ前のリハーサル準備をしていたが、楽屋入り口に集まる。






「リーダー2人にはもうヒロさんから話あったみたいだけど、今日からの武道館公演5日間、クールダウンのメニューを変更することになった」






NT「ヒロさんからヤングチームへのプレゼントだって」






何故かニヤニヤしている直人さん直己さん。






ヤングチームはプレゼントという言葉に喜びたいものの、クールダウンメニューとあって不安顔。






「この箱にはメンバーの名前が書かれたボールが入ってます。直人がクールダウン前にこの箱からボールを1つ引くので、名前が書いてある人は....」






明らかに紙を見ながら棒読みのトレーナー。






意味ありげにそこで言葉を区切ると、ニヤニヤ顔で扉を振り返る。






「入っておいで」






『お邪魔しまーす』






遠慮がちに入って来たのは三代目のペット空。






いつもとは違い、メイクをして当たり前だけどちゃんと服を着て。






雰囲気の違う空の登場に思わずメンバーみんなその空気に飲み込まれ。






「で、名前が書かれてた人は空とSEXできます。ライブの練習始まってから禁欲生活をしてるみんなにヒロさんからのプレゼントらしいです。ってことで、クールダウンに相当する体位を考えました。あくまでクールダウンなので、挿入時間等は決まってます。時間内にイけなかったら残念ってことで」






SEXできるってことに嬉しさが隠し切れず、ザワザワと騒ぐヤングチーム。






OM「1日1人って...直人さんと直己さんは?」






NT「俺らはなし(笑)ヒロさんからツアー終わった後に1日空を自由にしていい許可もらったから」






NK「まじっすか?1日?」






NT「うん(笑)その方がクールダウンよりよくね?」






NK「確かに(笑)俺頑張ろー」






「ちなみに別室に移動してもらうんだけど、時間を計ったり、体位を確かめる余裕はないと思うので、監視ってことで毎日、直人と直己に交代でついてもらいます」






NT「え....」






NK「聞いてないっす...」






「直人と直己にはクールダウン終わった後に地獄のような時間が待っている、ということで(笑)まぁみんなも時間決められてるし、体位も筋肉使うの選んでるから辛いと思うけど頑張って。じゃ、解散」






爽やかな顔で去って行くトレーナーと空。






KN「なぁなぁ、空めっちゃ可愛なかった?」





GN「可愛かったっすね!!やっぱ化粧と服で変わるもんすねー」






EL「元が可愛いからメイクすると破壊級だな〜」






いつもと違う空にメンバーみんな刺さったみたいで。






NT「くっそ。嵌められた...」





NK「1日自由にできるなんてそんな上手い話あるわけないじゃないっすか」






NT「直己ごめん...」






NK「しょうがないっす。一応確認すけど、俺らって見てるだけなんですよね?触っちゃダメ?」






NT「ダメ。自分ですることも許されません。時間計って、体位指導して、挫けそうになったら励ますだけ」






直人さんと直己さんは2人楽屋の隅で項垂れ。






そうこうしている間に時間は過ぎ、リハーサルへと向かう。



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