ペット
□クールダウン2
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NT「今日のラッキーボーイは................おめでとー、健二郎」
KN「よっしゃーッ!!今日頑張った甲斐あったなー」
NT「直己は急いでクールダウン。健二郎以外のヤングチームは普通にクールダウン。健二郎は風呂と腹ごしらえ。直己が戻って来たら移動して、終わったら氷風呂。それからバックステージだから」
KN「了解っすー」
NT「バックステージでニヤニヤしてたらぶっとばすから(笑)」
KN「........気を付けます(笑)」
それからみんなクールダウンへ行ってしまい、楽屋に1人取り残された。
あー、とりあえず風呂か。
石鹸のいい匂いさせとかんとな。
空抱くん久しぶりやし。
ふんふふーん♪
ライブ終わりで疲れてんねんけど、ウキウキしてまうわー。
やって半年ぐらい振りちゃう?
本格的にライブの振り付けとかやり始めて、ライブ始まって....
よう頑張ったわ、俺。
NAOKI side
NT「直己、ちょっと」
クールダウンを終え、楽屋へ戻ろうとしたら直人さんに呼び止められた。
NT「時間あんまりないから、部屋入ったら説明してさっさと始めて。隆二もかなりキツそうだったし、空も途中からすっげ泣いてたから、今日もヤバいかもだけど、絶対最後まで頑張らせろよ」
NK「そんなっすか?」
NT「うん。可哀想になるぐらい。最後、時間あったら5分だけ好きなようにさせてやって。空が大丈夫なら。後はまぁ、様子見て適当に」
NK「了解っす。適当でいいんすね?」
NT「時間だけ守ればある程度は。でも、心は鬼にして、他人事のつもりでやらないとこっちがつらいから気を付けろよ」
それだけ俺らにとってもつらいってことか。
俺大丈夫かな。
空ちゃんの涙に弱いんだけど。
NK「健二郎。行ける?」
楽屋の扉を開ければ、待ってましたと言わんばかりに元気に立ち上がる健二郎。
超嬉しそうだけど、これからのことを考えると可哀想で仕方ない。
健二郎を引き連れ、空ちゃんが待つ部屋へ。
ノックすれば『はーい』と空ちゃんの声が聞こえ、中から扉が開かれる。
中に入り部屋を見渡せば、オーディオと机、机の上には説明らしき紙とストップウォッチ。
『健二郎、服、早く脱いで』
KN「もう?ムードとかないん?」
ブツブツ言いつつも裸になり、空に手を引かれ、ベッドに座らされる健二郎。
NK「えーっと、キスでもしながら聞いて」
健二郎が動くより早く、空が健二郎の両頬を掴み口付ける。