ペット

□クールダウン3
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出た....。






部屋に入ると目の前にある長机。






その1番手前に置いてある、無駄に派手な装飾が施された箱。






LIVE終わりにこの箱に手を入れ、中に入っているボールを1つ選ぶことが、最近追加された俺の仕事。






正直ね、どうでもいい。






だって誰の名前が書かれていようと俺のやることは変わらないし。






さぁ、今日は誰になるのか....。






NT「.............エリー」






EL「まぁじで!?まぁじで!?」






GN「エリーいいなぁ...」






OM「............おめでとー」







ボールを取り出し、名前を呟けば騒ぎ出すヤングチーム。






喜ぶエリーと明らかに落ち込むガンちゃんと臣。






苦笑いの隆二、健二郎。






NK「はい、じゃあクールダウン行くよー」






直己の言葉に、各々自分が行くべき場所へ移動する。







トレーニング室に着き、スピナーを始める。






ついさっきまでギャーギャーと騒いでいたメンバーも、わりと真剣な表情に変わる。






エリー、今頃ニヤけてんだろうなぁ。






俺はこの後を考えるだけで泣きそうだっつうのに。






















NT「エリー、行こっか」






EL「うぃっす!!」






気合いの入ったいいお返事。






クールダウンが終わり、楽屋にエリーを呼びに行き。






すぐに空がいる部屋へと向かう。






少し歩いた所にある扉を軽くノックし中に入れば、ふわっとした可愛らしいワンピースを着た空の姿。






『あ、お疲れー』






ニコッと笑った顔は今すぐ押し倒したいほど可愛くて。






ほら、欲求不満だから、俺。






EL「空...」






『っ....ちょ、...まっ...』






空の姿を見た途端、すぐに駆け寄り口付けるエリー。






手早っ。






さすがアメリカ人←






戸惑う空に、感心する俺。






っと、いけない。






エリーの暴走を止めなくては。







NT「エリー、落ち着け。とりあえず説明するから座って」






机の上に置かれた紙を取り、読み上げる。






NT「BGMに合わせて腰振るだけの簡単クールダウンメニュー、ELLYver。"駅弁"15分"対面座位"20分"つり橋"25分の3セットで、リズムに遅れたらそのセット10分追加プラス氷風呂10分追加」






何が簡単クールダウンメニューだ。






地獄だぞ、地獄。






ELLYverって、めっちゃ健二郎って名前書いてあるの二重線で消してんじゃん。







明らかに使いまわしじゃん。






『直人...?準備、できたよ?』






NT「え!?...あ、うん」






空に声をかけられハッとする。






気付けば裸の2人に、エリーの股間に付けられたアダルトグッズ。






EL「これって....」






NT「うん、ペニスバンド」






EL「これ....したままっすか?」






NT「もちろん。じゃぁ始めよっか」






オーディオを操作し、曲を流す。






えーっと....."I Can Do It"..........の倍速!?






本当トレーナー鬼だ。






EL「曲ニ合ワセテ....コシ.....フル....」






ほら、エリーがビックリしてるじゃん。






ビックリし過ぎてカタコトだよ。






もはや本物の外人にしか見えないよ。






NT「えーっと、もう足降ろして座ってるから....空は俺の方向いて、エリーに跨る。そのまま挿入して....」






『んッ....ま、おっきッ...』






跨る空の腰を掴み、遠慮なく奥まで入れるエリー。






その大きさに空が腰を浮かそうとする。






EL「逃げんなって」






『やっ....待ってッ....ふ、ぅ...』






ガッチリと腰を固定され、動いてもいないのにピクっと身体を反応させ。






NT「空の膝の裏に手まわして、立ち上がる。.......うん、そう。で、腕は動かさないで腰だけ動かして」






ストップウォッチのスイッチを押し、タイマーを起動させる。



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