気まぐれな猫

□タオルケット
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臣side



次の日仕事に行くみんなを見送る。






その時に名前が空に決まったことを、教えられた。






その空はまだ寝てる。






あれからずっと。






熱は下がったみたいなんだけどね。






みんなを見送った後、俺はまた部屋に戻る。






まだ寝てるだろうと思ってたのに






布団から抜け出してた。






部屋の隅で蹲ってる。






ゆっくり、びっくりさせないように近付く。






あ、やばい。






顔上げてくれたのはいいんだけど、すっごい涙目 笑






心なしか震えてるし。






俺は近付くのを辞めてその場に座り込んだ。






OM「空?裸だと風邪ひいちゃうよ?ここ、おいで?」






ベッドからタオルケットを引っ張り俺の隣に置く。






もし空が人間ではなく猫よりの動物なのだとしたら自分から来るまで待つしかない。



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