気まぐれな猫

□誤解
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みんながいなくなったリビングでケンチと空と3人。






特にする事もなく。






とりあえずソファに横になる。






TY「あ〜..疲れた」






KC「今日のトレーニング結構キツかったもんね」






空と猫じゃらしで遊ぶケンチ。






TY「.....の割に元気そうじゃん」






KC「まぁね。回復早いから(笑)」






TY「さすがタフケン」






そのまましばらく無言になって。






昔から一緒にいるからか、沈黙も全然平気。






しゃべらなくても気まずくならないっていいよな。






『にゃ〜...にゃ〜..』






ふと気付けばソファに前足を掛けこちらを見る空。






TY「ん?どした?」






KC「猫じゃらし飽きちゃったみたいだね」






TY「飽きるの早っ」






てかどうすればいいんだ?






猫は嫌いじゃないし、可愛いけど。






本当に猫ならほかっとけるけど、一応人間みたいだし。






KC「お腹空いたね。飯食う?」






TY「何、作ってくれんの?」






KC「......俺まだ仕事残ってるんだけど?」






TY「ですよね〜(笑)」






世の中そんなに甘くないか。






TY「てか空の分どうすんの?食べないのは自由だけど、何も用意しないのはあれだよね?」






KC「んー...啓司はミルクしかあげてなかったみたいだけど、食べさせた方がいいって言ってたな」






TY「あ、リゾットとかなら食べれるかな?」






KC「いいんじゃない?ミルク風味なら食べそう」






TY「よし、決まり。ケンチもそれでいいだろ?」






KC「いいよ」






メニューも決まり、昼飯を作るため動き出す。




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