雲
□初めて知ること
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AK「なぁ、俺ってヘタクソ?」
情事の後、ベッドに腰掛け何気なく今まで気になっていた事を問う。
『え?何、急に...』
AK「いや、あんまり気持ち良さそうじゃないからさ」
『....ごめん。アキラのせいじゃないよ。私、不感症なのかな?苦笑』
AK「ちゃんと濡れてるし、不感症ではねぇと思うけど...なんていうか気持ち的に?」
『んー...気持ち良くないわけじゃないんだけど...』
AK「SEX好きって言える程感じてないだろ?なのに何で俺とするの?付き合ってるわけでもないのに」
『何でかなぁ...』
AK「かと言って俺に惚れてるわけじゃねぇし?」
『嫌いじゃないよ?(笑)』
AK「淋しいからって事?女の子だし、もっと自分大切にした方がいいんじゃない?」
『......淋しい、のかな。敢えていうならアキラに触られるのが嫌じゃないからかな』
なんて思わせぶりな事を言って俺の背中に抱きついて来る。
ご飯食べに行ったりとか、映画観たりとか。
最後にホテルに入ってSEXして、恋人みたいな事してるけどお互い恋愛感情はなくて。
俺は男だからいいんだけどさ、空は女の子だし...。
って、俺から誘ったんだけどね(笑)
1回しちゃったらもう当たり前になっちゃって。
もう1回したい、って思わせる身体してんだよな。