未来への希望
□たった一人で向かうもの
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「・・・でな、その星が・・・」
「へぇー、なかなか星だね、もったいないなー」
「キニーズは子供だからな!遊びたいじゃねぇか?」
「うっさいよこのバカブーキン」
「やめときなパンブーキン、キニーズ怒らせたらめんどくさいじゃないか」
「セリパ・・・」
何度か戦闘体制にはいりそうになりながらも、わいわいと制圧後のミート星にてバーダックの帰りを待ち続けているキニーズ達。
そろそろ1時間も経とうとしていた。
「やはりバーダックの奴まだ回復しないか・・・」
ふと空を見上げトーマが呟いた。
バーダックとは親友である彼は、少し残念そうに眉を寄せた。
「もうすぐ一時間か・・・トーマ、医者はなんていってたっけ?」
「順調だ、これならもうすぐだとかは言ってたが・・・」
「ふぅん・・・ちょっと気が早すぎたんじゃないのかい?」
「それじゃ惑星ベジータも近いしよ、バーダックのとこ戻ろうぜ?その方がすぐだろ」
「そうだな、そうするか」
さきほどまで談笑をしていた地から立ち上がると、スカウターのボタンを押した。
ポッドの場所を確認する為だ。
「えー・・・ポッドはっと・・・ッ!?」
「お、おい・・・なんだこの戦闘数値・・・!」
「こっちにきてるんじゃないかい・・・?」
「お前らも表示されてるよな・・・」
「・・・この星の奴らじゃ、ない」
トテッポがそう発言した瞬間、スカウターに表示された戦闘数値の持ち主は止まった。
「すぐ近くみたいだ」
いつでも戦闘にはいれるように構えながら、キニーズ達はその数値の元へ近寄る。
「あ、アイツらは・・・・!!」