Rose crisis
□始[はじまり]
2ページ/3ページ
我輩が事務所を乗っ取り終わった時、その女は突然やってきた。
微かだが、謎の気配がする。
それと、この懐かしい感じ…
この女、あれを持っている。
だがおかしい。
この女は確かに人間だ。
だとしたらなにが…「あの!」!?
「吾代とかいう人、ここにいませんか?」
面倒だな…
ここは適当にごまかしておくか
「さあ?僕たちはただ、新しい事務所の下見に来ただけですよ。
ね、先生!」
「そうですか…
分かりました。では失礼します。」
何か腑に落ちないという顔をしていたが、まあいい。
「さあ、今日からここが新しい探偵事務所だ。」
まず一つ。
ドS魔人と食いしん坊女子高生の奮闘記が、ここから始まった…