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□暴走チャイル◆
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※またしても(最初は)治視点でお送りします。



 昼休み中にナオの相手が決まらなかったせいで、俺達4人は放課後808号室(つまり俺等の部屋)に集まって、まだ言い争いを続けていた。
「だからぁ、一番最初に誘われたんは俺やねんて!!」
「治なんて誘うか、ってナオ言ってたじゃん??俺、誘われて行くって言ったし」
「2人はバスケ部だからいつもナオと一緒じゃん!!だから俺が行く!!」
「「うっさいヘタレキャラ」」
「ひど!!!!泣」
 さっきから、これの繰り返し。つまり、一歩も進展無し。
「なぁ〜…俺誰でもいいからさぁ、早く決めろってば」
 痺れを切らしたナオは、ベッドに身を投げ出してゴロゴロしていた。
「いやいや……元凶はお前やから」
「うるせぇ!!こんな大事になるなんて思わなかったんだよ!!みんながそれだけJBLに興味あるとか知らなかったしさー」
 いや、ナオちゃんは勘違いしてますが、もちろんJBLが目的な訳なくて。確かに好きやけど。
「もういっその事七里に………」
「「「それだけはやめて」」」
「何だよ!?ハモんなよ!!俺が悪いみてぇじゃん!!」
 ま、当たらずとも遠からず。
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