小説
□未定
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それは清盛が堪快のもとへ知盛と重衡を連れて熊野本宮へ訪れたことから始まる
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ある日ヒノエは敦盛を連れて鯨とりをしようと本宮から出かけようとしたその時…
知盛「おい」
不意に背後から声をかけられた。
ヒノエ「何??」
まだ少し幼く可愛いげのあった少年は立ち止まり声をかけた男に返事をする。
知盛「ちょっと来い…」
そう言い放つとヒノエの腕を掴む
ヒノエ「何??痛いんだけど」
これからされることも知らず捕まれた強さに顔を歪ませたヒノエをみて一瞬だけ口許をつりあげた
知盛「いいから来いと言っている」
いいながら敦盛を無視してズルズルとヒノエを森まで引きずれていく
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重衡「すみません、敦盛殿…兄上の無礼の代わりに今日は私がお相手します」
敦盛「いえ、大丈夫です…ありがとうございます」
重衡「では、行きましょうか」
敦盛を連れて歩きだし本宮の自分の借りている部屋へと招き入れる