・・・過去・・・

□高校1年生
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高校入学と同時に
何事にも
完璧にやらなきゃ
気がすまなくなった。

授業態度、
勉強、
体育、
外見、
姿勢。

とにかく学校生活中の全てを。
それが自分の負担になっていた。

そして、
何か少しでも
完璧に出来ないと
その日の夜
手首を切ったり
二の腕を切ったりするようになった。

この頃から
ダイエットへの
異常な執着心も出てきた。

もともと
ストレスから全然食べられなかったが、
高校に入学してからは、

逆に
ストレスから
過食を繰り返して
しまうようになってしまった。

痩せていた体に
どんどん肉がついていき、
普通体系になってしまった。

こんな自分が嫌になり、
ダイエットて
痩せなきゃと思うようになった。

毎日毎日
頭の中は痩せる事でいっぱいで、
外出中は
他人の身体にばかり目が行く。

私より細い人が羨ましくて、
そのあまり敵意が出てきた。

その結果、
私より細い友達とは
関わらなくなってしまった。

6月の体育の授業で、
この日からジャージを
着てはいけない事になり、

思ってもいなかったから
リスカを昨日していた状態だった。

でも、脱がない訳には
いかないと思い脱いだ。

手の甲、
二の腕、
手首には無数の引っかき傷
があったがかばうと
逆に怪しいから普通にしていた。

でも、
先生の視線は
私の傷にあったことが分かった。

なのに、何も言われなかった。
本当は
このやりばのない気持ちに
気付いて欲しかったのに。

夏休みは、
毎日のように
痩せるために外で運動をした。

縄跳びをやったり
マラソンをしたり
ダッシュをしたり。
でも、現状キープ
ってトコだった。

2学期も
完璧にやらなきゃという
思いが強くて頑張った。
成績もトップクラスのまま。

体育祭も
短距離走で
学校2位になった。

3学期になり過食は悪化した。
寒いから運動をする気も出ないし、
何もする気になれなかった。

だけど、
食べる事は抑えられなくて
毎日のように過食。

1食あたり
2人前は食べていたような感じ。

味わう事無く
胃に流し込んでるようだった。

夜は毎日涙で枕を濡らし、
眠れない状態だった。
眠れたと思っても、
怖い夢を見て何度も目を覚ました。

スクールカウンセラーへも
自主的に行ったが
先生の話ばかりで
私の気持ちを聞いてくれなかった。

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