素敵小説

□月見の美しい城
2ページ/4ページ

━━━━寝所━━━━━━


『くっそー!!!
天照の野郎!!本気できやがって!!!』



「何かいったか?」

『天照!???!!』

天照の文句を言っている ちょうど いきなり 黒鋼の部屋を覗きに来た。

『何か用かよ』

「今宵は、とても良い日です。」

『げっ!まさか!』

天照は にっこりと笑いながら 話を続ける。


「百物語でもしましょうよ」


百物語…天照と友世が このような生温い日に皆を呼び出して怖い話をする。

まぁ…たいていの奴らは 泣いて逃げるが…



─────居間─────

「…それで、その方は…」

百物語が始まって 2時間くらいたった。

もうここに残っているのは 友世 天照 黒鋼 と数人の家来くらいだ。

また1人…また1人と減っていく……


最終的に残ったのは 天照 友世 黒鋼 蒼摩だけだ。



そして 百物語は 終わった……


『…』

「…だったそうだ。おわり。」

『…』

黒鋼は 今日の天照の言葉が気になり、百物語もまともに聞いていなかった為、あまり怖いとも なんとも思わなかった。


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ