精神病とは、統合失調症、躁欝病を指します。
統合失調症
人格が統合されない病気で、知覚、気分、思考、行動及び現実との接触に正常な繋がりが分裂していて表情がぎこちなくなる、意味不明の話しをしたり、突然ニヤニヤ笑ったりの症状があります。
本人に病識がありません。
意欲の減退、思考や行動の滅裂、感情の平坦化、自閉などが主な症状で、妄想や幻覚はあまり見られない。主に青年期に発症し徐々に進行する。治癒の困難な病型とされている(解体型)
何の脈絡も無く、錯乱状態に陥ったり、その反動で無反応になったり、異常な興奮を示し、やがて人格に欠陥が生じる(緊張型)
一見して普通の人と変わり無く見えるが、被害妄想や誰かに操られていると言う作為体験、幻聴が認められる
(妄想型)
病型の一つで、病型を区別断定できないものを(識別不能型)
意欲低下、自閉などが中心だがその程度は解体型より軽快で、統合失調症の緒症状が弱められた形で存在。
周囲が病気に気付かない場合もある(残存型)
と言い以上の5種類に分類されます。
躁鬱病
躁状態と鬱状態が長期に渡って(数週間から数ヶ月)続く病気です。気分が高揚した状態と、気分が落ち込む状態が両方現れる為「双極性障害」と呼ばれ、鬱状態が続く「単極性障害(普通、単に鬱病と呼ばれる症状)」と区別されています。
躁鬱病は、精神機能全体が不調になるというより、主に感情、気分に不調が出る病気である為、近年では「気分障害」とも呼ばれています。一定期間の治療を受ければ、普通の精神状態に戻る事が多く、人格荒廃に至るケースは少ないそうです。一般に、躁鬱病では、躁状態より鬱状態が長く現れるとされています。鬱状態の人は、意欲や活力が低下し、体が動かなくなったり(抑制タイプ)イライラや焦りがつのり、じっとしていられなくなったりします(焦燥タイプ)一方、躁状態では、人は、奇妙な"爽快感"に満たされます。ただし、躁状態になると、患者はちょっとした事で"切れる"状態になり、周囲に迷惑をかけてしまいます。躁鬱病になりやすい、何らかの遺伝的要因があると見られています。
治療の中心薬物療法です。

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