ASD
事故や災害、犯罪被害等なに遇うと、誰でも
生じる精神症状です。
過覚醒の状態に陥り、眠れず、嫌な記憶に侵入され、外傷体験を受けた場所や加害者を思い出す状況を回避する様になります。これは誰にでも起こる正常な反応です。

PTSD
命を脅かされる程の苦痛な体験をし、その時に無力感や絶望感を感じた人が、後になってその時のトラウマ(心的外傷)を外傷的記憶の侵入等と言った形で再体験(悪夢、幻覚、フラッシュバック)した時、元となる心の傷に関連する刺激から回避しようとする(その出来事を連想する会話や場所、人物をさけたり、新たな人付き合い等社会活動をさけたる)、覚醒亢進症状(イライラの爆発、睡眠障害、過度にビクビクする、集中力低下等)全般的に反応が麻痺する、生理的に覚醒する症状が1ヶ月以上続いて、通常の社会生活が送れない時にPTSDと診断されます。

また、嫌な体験を思い出さない様にしていると、今度は感覚が鈍磨して欝病を発症したり、部屋から出てこられなくなったり、アルコール依存症や自殺等の二次的障害を引き起こす危険もあり、恐怖症を発症するケースも少なくありません。
さらに一部症状に、PTSDに寄る人格の変化に乖離と呼ばれるものもあり、これは記憶や思考がバラバラになる、つまり人格が崩壊してしまい、事件の事を全く思い出さなせなくなったり、自分の言動がまるで他人事の様に思えてきたりします。
これらの症状は、個人で処理しきれなくなった破壊的なトラウマの苦痛を少しでも和らげようとする、言わば自己防衛本能の働きです。

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