心身症
ストレス因による心身的な病気の事を言います。症状は、消化性潰瘍、偏頭痛、過敏性腸症候群、喘息、心臓発作等さまざまな身体的な病気や障害を引き起こします。
心身症に関して、ストレス因を受けた直後に身体の抵抗力を増強する準備態勢に体が入る警告反応期、ストレス因に対抗力をさらに高め、その副作用として胃潰瘍その他の身体的症状が出始める抵抗期、ストレス因が連続して起こる為ストレス因に耐え切れず、抵抗力が下がり死や重い身体的症状を引き起こす過労期の3つの段階を踏みます。
心身症を治療するには、心と体の両面から不安を取り除き、カウンセリングや行動療法等でストレスを感じない様な性格に改善して行く事が必要になります。

口腔心身症
心身症と聞くと胃潰瘍や腹痛等をまず思い浮かべるかもしれませんが、口腔心身症というものがあります。これは、ストレスや人間関係によって、舌痛症、不定痛、口腔乾燥症、顎関節症を催します。外見に関係なく、様々な歯科的治療を行っても改善が見られない場合に口腔心身症が考えられます。

心気症
ちょっとした体調不良でも重大な病気の兆候の様に思い込み、いくら医師が説明しても安心できないのが心気症の症状です。
その為、納得のいく診断が下されるまで、病院を転々と渡り歩く"ドクター.ショッピング"をしてしまう人もいます。
若い人よりも年配者に多くみられ、過去家族等に癌や脳卒中、脳腫瘍等重大疾患で失った経験者がなりやすく、一種のトラウマとなって、心気症を誘発します。
一方で、心気症の人の『重大疾患だ』と思い込み、重病を理由にして、現実から逃れたいとの分析もできるのです。
トラウマ:心的外傷(PTSD参照)

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