夜伽噺

□春麗ら
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春麗ら


春麗らに光が射して

霞み晴れし 途へ


白く煙る冬の息吹も

綿毛浮かぶ優しい吐息に


浴びせる様な輝きを

今こそ受け入れ

雲に向けて高らかに包み込むように


春麗らに光が射して染まる華は虹色

露を纏う大地は蒼く生命を讃える

過ぎた日々にその背を向けて歩み出したあなたへ

風よ運べわたしの唄を幸いとなりて


霞み晴れし途へ


遥か見据え溜息あてた 空を仰ぎその手を翳せば


春麗らに光が射して染まる華は虹色

露を纏う大地は蒼く生命を讃える

過ぎた日々にその背を向けて歩み出したあなたへ

風よ運べわたしの唄を幸いとなりて


未だ知れぬ闇の果て

理想を描いて

幽かに舞う 希望だけ抱き締め


待ちわびた春麗らに光が射して 染まる華は虹色

露を纏う大地は蒼く生命を讃える

過ぎた日々にその背を向けて歩み出したあなたへ

風よ運べわたしの唄を幸いとなりて


風よ運べ 春麗らに
 

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