Dream story

□The other self
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獅子宮に入り込んだ冥闘士(スペクター)の前に立ち塞がる、獅子宮の守護者――獅子座(レオ)のアイオリア。

冥闘士達の先頭に立つ、地暴星サイクロプスのギガントとアイオリアのやり取りを狂神は、冥闘士達の後ろで見ていた。
冥闘士達のやり取りを見ていた……と、云うよりも"黄金の獅子"アイオリアの姿を見つめていた。
アイオリアの繰り出す技"ライトニングプラズマ"によって、数名の冥闘士がズタズタにされても、見つめ続けていた。
「このまま正面から突っ込めば、今の様に……」
<殺られちゃうね?ヘタすれば、全滅かな?……僕以外はね?あはは♪>
鴉の口で笑い、言葉を紡ぐ少女の姿をする異様――狂神にアイオリアは、警戒する。
そんなアイオリアに気にせず、だが、隠された眼でアイオリアを見つめ、狂神は言葉を続ける。
<地伏星のワームのライミ……君が相手しなよ?>
ライミと呼ばれたモノが狂神に声を掛けられ、現れる
「はい、狂神様。このライミにかかれば、黄金の獅子も子猫も同然……お任せ下さい。」
ライミの言葉に狂神は意味在り気に、口許をニヤリと、歪めた。



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