Dream story
□The other self
1ﾍﾟｰｼﾞ/4ﾍﾟｰｼﾞ
――与えられた時間は残り少ない｡
――残された時間はあと僅か｡
ｱﾃﾅｴｸｽｸﾗﾒｰｼｮﾝの構えをとるｻｶﾞ､ｶﾐｭ､ｼｭﾗ｡
――覚悟は決めた｡
――迷いは捨てた｡
――想いは……
｢ｻｶﾞよ…何か忘れてはいないか……｣
｢俺達も黄金聖闘士(ｺﾞｰﾙﾄﾞｾｲﾝﾄ)が三人居るのだぞ｡｣
ｱｲｵﾘｱ､ﾐﾛが三人を見据えて口を開く｡
息を吐くと､ﾑｳはｱｲｵﾘｱ､ﾐﾛの前に立ち構える｡
その構えは三位一体｡
三位一体の技｡
禁じられた技｡
即ち――
――"ｱﾃﾅｴｸｽｸﾗﾒｰｼｮﾝ"
<ば…馬鹿な……>
思わず呟いたｻｶﾞにﾑｳが応える｡
｢そう…これは､馬鹿な事だ……｣
言葉を続けるﾑｳ｡
｢…ｱﾃﾅｴｸｽｸﾗﾒｰｼｮﾝが打付(ﾌﾞﾂ)かり合えば…どうなるのか……｣
ｱﾃﾅｴｸｽｸﾗﾒｰｼｮﾝのその威力はﾋﾞｯｸﾞ･ﾊﾞﾝに匹敵する｡
それが打付かり合えば……
その破壊力は……