‐いつもどおりのある日の事‐
血色の未来を
話題にした会議だった
‐君は突然立ち上がり言った‐
‐「今夜星を見に行こう」‐
誰もが一瞬閉口した
〜君の知らない物語〜
‐「たまには良いこと言うんだね」‐
‐なんてみんなして言って笑った‐
先陣切って走った君が
声に笑って振り返った
君の傍には
少し怒った愛弟子がいて
君は一緒に空へと駆けだした
‐明かりもない道を‐
それは崑崙山全体での
大事になっていて
私は彼の走った後を
仲間と笑いながら
‐バカみたいにはしゃいで歩いた‐
‐抱え込んだ孤独や不安に‐
‐押しつぶされないように‐