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□ぐぅ?ちょき!ぱぁー
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(お、天祥とナタクさ)
携帯灰皿に煙草を押し込んで、何かを教わっている天祥に近づいてみた。
「天祥、何教わってるさ?」
「天化兄ちゃん!」
ぱぁっと明るい顔で天祥は天化を見た。
その視線につられるようにして、一緒にしゃがんでいたナタクもまた、近づいてきた天化を見る。
「今、ナタク兄ちゃんに新しい遊びを教わってたんだ!」
「へぇ、どんな?」
「えっと、
ぐーちょきぱーで色々必殺技を作るってやつだよ!」
「……ハンター■ハンター?」
※ウィークリージャンプで時々連載されている主人公の必殺技が確かそんなん。
「やだなぁ、兄ちゃん!
そんな うぃーくりぃ なネタじゃないよ!」
「?」
「もっとこう……どめ」
「天祥、見せてやった方が早い。」
「すてぃ……そうだねっ!」
「待て待て待て!!
天祥、そのドメスティックな遊びを俺っちに繰り出すつもりさ?!」
慌てる天化に、一瞬天祥は きょとんと目を丸くしたが。
「兄ちゃんなら……だいじょうぶだよ(はぁと)」
「う、上目づかいしたって人に向けてしちゃダメそうな危ないことしちゃダメさ!!」
「大丈夫だ。」
そう言ってナタクは天化の肩に手を置いた。