∬月の嵐∬

□出逢い
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予定してた仕事が何時もよりも早く終わり綾香ちゃんの部屋に、翔君の車で向かう。



翔:「こんばんは〜♪お〜い、綾香



綾香ちゃんのマンションのドアを開け、翔君が中に声をかけた。ん!?良い匂いv肉じゃがの匂いだおいらの好物ってか、男の好物No.1メニューだね。



「翔〜、いらっしゃい。って、みんなは



智・二・相・潤:「こんばんは〜♪お言葉に甘えてきちゃった。って、さっきから良い匂いが…」



「綾香ちゃん、ママが何時まで玄関先で喋ってるの?だって…た〜ちゃん、お腹すいた〜」



「ごめんねm(_ _)m隆志。翔、みんなも入って入って」



部屋に通されて行くとテーブルの上に所狭しと和・洋・中の料理がセッティングされ、綺麗な女の人が小さな女の子をあやしながらキッチンに立っていた。



『いらっしゃい(ニコ)どうぞ座って。こらっ綾香、あんたは座ってないで彼等に冷えた飲み物を出す。それと、これを持ってて』



俺と翔君・みんなは、初めて見た綾香ちゃんの従姉の笑顔に心が高鳴ったんだ。



「まぁま、まんま…」



「唯〜っ、カワゆすv緋紗子姉、唯頂戴?」



唯を抱き締め、緋紗子さんを振り返る。



『誰がやるか(`ヘ´)「え〜っ」おバカな事言ってないで坐りなさい。ってか、す・わ・れ』



食事が進み、子供達が眠った頃



『で、今更ながらだけど彼等紹介してくれる?』



智:「おいらは、大野 智」


相:「次、俺ね。俺、相葉 雅紀」



二:「二宮 和也です」



潤:「松本 潤」



翔:「櫻井 翔です」



『はじめまして。澤渡 緋紗子です』



グラスを目の上まで上げ、winkする。



「でね…みんな、芸能人なんだ。J事務所“嵐”のメンバーなの…」



『へぇ…ごめんねぇ、ジャニ系には詳しくないのよ



苦笑する緋紗子さん。


「それでね…櫻井君と付き合ってるの」



『ふぅ〜ん、良いんじゃないの



嵐:「…ぇ



「反対しないの



緋紗子さんの反応に驚きましたね。普通だったら芸能人と付き合ってるって聞くと、驚いて反対するんだけど『ふぅ〜ん』の一言で片付けるなんてこっちが驚きましたよ。



『何で、反対しないといけない訳お互い好きなんでしょだったら問題無いじゃないみんな、大人なんだし、芸能人だからって普通の男性と違わないでしょそれに、心に鍵はかけられないしね…ただ、失敗だけはしなさんな。泣きをみるよ』



「ママ、オシッコ」



『んΣわっ、ダ、ダメよ。トイレはこっち…がまんがまん、がまんよ〜



隆志くんと、トイレへ駆け出しリビングを出て行く緋紗子さんの後ろ姿を茫然と見送った。あんな風に言ってくれる人なんて俺達の周りには居ない。普通の一人の男として見てくれてる。何か嬉しい…



雅:「……嬉しいよね。あんな風に言って貰えて」


潤:「ああ……俺、緋紗子さんともっと話してみたいよ」



智:「俺も…」



『セーフだったね〜(^_^)v明日もこうだったらママ嬉しいなぁ。』



母親の顔で戻って来た緋紗子さん。



相「ところで、緋紗子さんって、バツ1って聞いたんだけど何で離婚したの」



翔・松・智・二「Σばっ…」


『直球だねぇ(苦笑)理由は、月並みだけど性格の不一致と浮気ってね』



そう言ってコップに口付ける緋紗子。



「緋紗子姉ぇ…」



翔「浮気って…」



『下の子がお腹にいた時にね…その前からだったみたいなんだけど悪阻が酷い時にその相手から直電が着たのよ。で、ブチってキレて離婚届に判して家出たって訳(笑)』



松「すっげえ」



『はは…そうあんなどうしようもない男でも、あの子達には父親なんだよねぇ…って、私の話は良いからみんなの事聞かせて?』



その後も緋紗子さんと話してると気づいた事があるんですよ。この人は凄く頭の良い人なんですね。さり気なく俺達それぞれが興味ある話題を振って 飽きさせないんです。どれだけ雑学王なんでしょうか。おまけに会話しながらも手は動かしてますし…あ、大野さん凄くにやけてますよ。潤君と翔さんは緋紗子さんの問に唸ってますし、相葉さんはと言うと…見なきゃ良かったです。
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