∬月の嵐∬

□出逢い
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翌朝────



『…だから…じゃぁ、お願いね』



「うん、行ってらっしゃい。終わったら携帯に電話して」



う…ん、誰だ誰が話してるんだろうってか、今何時だよ…Σ早っ、7時かよ。って、確か、昨夜は綾香の部屋にメンバーと来て…



ガチャ



「あ、おはよう。翔」



翔「おはようって、誰か出て行ったの



「うん、緋紗子姉ぇがね」



翔「緋紗子さんが何でGWで休みだからお前の所に遊びに来たんじゃねぇの



「休みは休みなんだけど、今日は介護福祉士会の研修会が横浜国際会議所であるんだってそれに出席するって」



其れから俺達は緋紗子さんが作っていってくれた朝食を食べ新曲のPV収録スタジオへと向かった。



相「ご飯美味しかったねぇ。緋紗子さんって料理上手だよね」



異様にテンションが高い相葉ちゃん。煩いけど確かに旨かった。



と、ドアがノックされた。


嵐「は〜い。どうぞ」



返事と同時にドアが開き


「こんにちは〜」



緋紗子が、隆志君と唯ちゃんと共に入ってきた。


翔「綾香どうした



「えへへ、来ちゃったv」


綾香と翔が話してる間隆志君と唯ちゃんはと言うと…何とマネージャーを始め女性スタッフに囲まれ世話をやかれていた。
綾香ちゃん達が来てから数時間経って休憩中


二「綾香ちゃん、携帯鳴ってますよ」



携帯に出てから10分後、再びドアがノックされ、スタッフと一緒に淡色のスーツを纏った緋紗子さんが入って来てマネージャーと話し始めた。



『子供達がお仕事の邪魔をしてしまい済みません。はじめまして、澤渡 緋紗子と申します』



マネージャーやスタッフに挨拶を交わしてから隆志君と唯ちゃんを連れて帰ろうとする緋紗子さんに潤君が



松「メアド交換してくれないせっかく知り合ったんだから連絡取り合いたいし…ね、ダメ



智・相・二・翔「俺も…」



こうして緋紗子さんとメアドを交換して連絡を取り合うようになり、続けて休みが取れるときには緋紗子さんの住む富山へメンバー全員で遊びに行ったりしたけれど、時が経つに連れ、変化が現れ始めた。
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