◆鋼◆
□連鎖B
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グロ注意です。
一応R指定。
キャラ壊れ気味です。
自己責任でお進み下さい。
2か月ぶりに中央司令部にやってきたエドワードは夜に准将の地位を持つ男の部屋に呼び出された。
彼は1年前にエドワードを脅して無理やり組み敷いた人物だった。それ以来、中央司令部へ報告に行く度に行為を強要されていたのだ。
エドワードは逃げ出したくて仕方なかったが、ここで断わればどんな報復が待っているか分からない。
結局、いつも従うことしかできなかった。
「失礼します」
重い扉を開けると何かの腐った様なにおいが部屋中に充満していた。
「うっ…、何だよ…これ…?」
人がいればついているはずの明かりは消され、窓から差し込む月明りのみが部屋を照らしていた。
エドワードは怖々と足を進める。
「准将〜…いないんですか〜」
いないのならさっさとこんな所から立ち去りたかった。ここには嫌な思い出が多過ぎる
「……誰も、いないのか…」
自分を呼出した部屋の主が見つからなかったことに胸を撫で下ろし、
再び扉の方へ歩みを進めようとしたその時、足下に横たわっている何かに気がついた。
「…」
あまり考えたくなかったが、この部屋に立ち籠めている臭いからもそれはおそらく……
「死…」
言いかけると、いきなり後ろから何者かに両腕を掴まれ拘束された。
「なっ、…誰だ!!?」
「誰だ、はないだろう。ここは私の部屋だよエドワード。」
「え……准、将?」
部屋が暗いためはっきりとした表情は見えないが、雰囲気がいつもと違う。
「ずっと、ここで君を待っていたよ…君に、見せたいものがあるんだ…」
口調は優しかったがどこか威圧感のある声にエドワードは背筋に冷たいものが流れるのを感じた。
「見せたいもの…ですか?」
「ああ、君には世話になったからな…私からのちょっとしたプレゼントだ…」
そう言うと准将はエドワードの腕をベルトで縛りあげた。これがプレゼントなのかとこれから行われるであろう行為に吐き気を覚えたが、准将はそれ以上エドワードには触れず、部屋の明かりをつけにいった。
目の前が明るくなり現れたものを見てエドワードはおもわず声を呑んだ。
変色した床に転がっているソレは紛れもなく人間の死体で…。
しかも、服を着ておらず顔はぐちゃぐちゃに潰され、一物は切り取られていた。
しかも殺されてだいぶ時間がたっているのか、所々腐りかけている。
「気に入ってくれたかね、エドワード?」
「……うっ、ぇ…!!」
あまりの光景に思わず吐き気がこみ上げた。
それを無理やり抑え、目の前の人物を睨みつけた。
「っ…、どういうことだよ、エンヴィー!?」
「どうもこうも言った通りだよ、おチビさん。僕からのプレゼント」
そう言うとエンヴィーはいつもの姿に戻る。