Silver Sorcerer

□300年前
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物語の舞台は、魔法が存在する世界―フォルグド―

人間・エルフ・獣人・悪魔の四種族が共存し、四つの国をそれぞれ人間の王が統治していたこの地は、300年前、魔本という脅威に平和な均衡を失うと共に、英雄を誕生させた。


―300年間人々に語り継がれる、魔本の脅威―

そして

―4人の英雄伝説―




均衡を狂わせた元凶である魔本の名は、『紅の魔本』と『碧の魔本』。

この二冊の魔本は、最もプライドの高い種族『悪魔』が自分達よりも劣等な『人間』に支配されるのを拒み、他種族を奴隷とするために作り上げた代物。

悪魔を統べる『当主』は、その二冊の魔本を駆使し、次々と人間を奴隷にしていくと、半年たらずで二国の政権を手中に納めるまでとなった。

悪魔による侵略は速度を増し、魔本への恐怖による混乱がフォルグドを覆い始め、世界は衰退の一途をたどり始める。

だが、そんな中、衰退を食い止めるために立ち上がった者がいた。
国を収める王家の次に権力をもった魔法貴族『レジーム』家の長女―

『マーリィン=レジーム』

―彼女こそが、後世にまで語り継がれる英雄の一人である。
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