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□溶けて消えてしまいたい
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好き
好き
大好き
こんなに愛しいのに、
一緒に溶け合ってしまえない
貴方は貴方で
私は私
別々の個体が一つになるには、
どうしたら良いのだろう
一つになれないのなら
せめて私以外の目にはふれない様に
「セブルス」
「何だ?」
後ろを振り返ると同時に、腹部に見える刃物
赤い液体が刃物を伝って、床にぽたりと流れ落ちた
崩れ落ちる瞬間に、私に抱き着く貴方が愛しくて、きつく抱きしめた
その拍子に刃物が奥に食い込んだ様で、苦しそうに顔を歪めた
小さく小さく名前を呼ぶ貴方
私の手にかかって死んでいく貴方
あぁ、何て素敵なのだろう
(セブルス、大好きよ)
(好き過ぎてどうしたらいい?)