君がいるだけで(SubMain)

□特別な日
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(それは…出会った時からの運命―)



こうなる事は…ココロのどこかで分かっていた―


女の勘…てヤツかな?



「なぁ乱菊…?誕生日っていつ?」



…なんで私に話しかけてきたんだろう…



「知らない…」

「じゃあボクと会うた日が乱菊の誕生日や」




正直とてもビックリした…



「なっ!ええやろ?乱菊」



気紛れ―?
それとも哀れみ―?






でもとても…嬉しかった―






ギンは…私にとって初めての友達で―

初めての人―…



とても幸せだと思った…





それなのに、いつもココロが寂しい…





「ギン…」






何でなのか…あんたに分かる?


あんたは何を考えているのか…さっぱり判らない―


…どこへ行くの…?


何がしたいの―?



ずっと私の傍にいて―


離れないで―


こんなにも―…





こんなにも貴方が好きなのに…





私はずっと…待ってるだけなんて…嫌よ…


「乱菊…好きやで」



何故今日なの…?

だって今日は…








特別な日だから…









お願いだから行かないで…!!




「ギン!!」


「ごめんな…」





こんなに…





「ギンの…馬鹿…」





こんなに好きなのに…




「乱菊―」



私はあんたを信じてる…



帰ってくると…信じてるから―



だから待つの…



帰って来て…居場所があるように…

私があんたの…居場所になるように…




ずっと待ってるから…









どうか無事でいて―









そう願っては去る…特別な日…―


*END*


仙香寺さんに捧げます☆
ギン乱です!初めて書きましたがなんか凄く書いてて切なくなりました(悲)
ギン乱は大人の恋愛って感じで大好きなので書けて幸せでしたvv
有難う御座いました!
神楽楓 拝 
 

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