10/31の日記

19:05
ハロウィン/零僕
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「いーたん、トリックオアートリート!」
いきなり現れて第一声がそれか…。
僕は盛大にため息をついた。
「早くお菓子をよこせ」
「零崎…遠慮と言うものを知れ」
ほんとうにコイツは突然現れて、無理難題を言って、勝手に去っていく。
…僕の疲労の元だ。

「いーたん、早くしないと悪戯するぜ?」
こっちの都合も考えて欲しいと心底思う。

大体お菓子なんて持ち合わせて……

「あった」
「マジで?」
「お菓子だろ?どうぞ、人間失格」
「やっぱ悪戯…」
「どうぞ」

普段使わない笑顔で零崎にお菓子を手渡す。
きっと笑顔だと思っているのは僕だけで実際は顔が引きつっているだけだろうけど。
「いーたんのいけず」
「いけずでけっこう」
零崎は渋々とお菓子を受け取る。
「大体なんで欠陥がお菓子なんて持ってるんだよ」
文句を言いながらも零崎は飴玉を口に放り込む。
「2・3日前に貰った…はず」
「だれに」
「……誰からだっけ」
「おいおい欠陥、お前頭大丈夫か?」
「多分ね…」
もうどうでもいいや…
僕は思考を放棄した。
「なあいーたん」
「なに」
「今から俺とイチャイチャ」
「しないよ」
それこそ戯言だ。
僕が言うと零崎は、かははと笑った。
「傑作だな」
「戯言だよ」
「そうかもな」
零崎が来て全然時間がたっていないはずなのにかなり疲れた。
とりあえず疲れるだけなのは癪に障るので零崎に言ってやる。


「trick or treat !」



END

++++++
ハロウィンじゃなくてもよかったんですよ。
けど、ね…せっかくのハロウィンだからね!
ってことで10分で完成した駄作中の駄作。
いーたんキャラちげぇぇ!(ぁ

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