11/04の日記

19:56
大好き/零僕
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「好きだ」

「嫌いだ」

「好きだ」

「っ嫌い、だ」

「好きなんだよ、欠陥」
「僕は、嫌いだ」


なんの言い合いなんだ。
いい加減うんざりする。
なんとなく、反射的に嫌いと言ってしまう。

「俺はいーたんが大好きなんだ」


真顔で大好きだ、と言う零崎を見たら、馬鹿らしくなってきて、僕はさっさと事を終わらそうと思った。


「零崎、ごめん」


「何に対してのごめん?」


俺、ふられた?

そういっていじける零崎を見ていると自然に口元が緩んだ。


「違うよ」


「嫌いっていって、ごめん」

「いーたん、俺超感動」

「大好きだよ零崎」


珍しく、僕は微笑んでいたのかもしれない。

零崎は凄い速さで僕に抱きついてきた。

「いーたん可愛い」

「可愛くないよ」

「超可愛い」

「………」

僕は反論しないことにした。

「感動をありがとう」

「…戯言だ」

「傑作中の傑作だぜ」

僕に抱きつきながらそう言う零崎に僕は肩をすくめる。

「たまには、ね」


たまには‘大好き’と言ってやるのも良いかもしれない。


END


++++++
零僕甘々リベンジ撃沈!(爽笑
つぎ…次がんばります!
ていうか、いーたんに大好きって言わせたかっただけ(爆

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