11/06の日記

22:37
膝枕/零僕
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「……どいてくれないかな、人間失格」

突然家に訪れて来たかと思えば、人の膝を枕にし始めた殺人鬼に声をかける。

「いーたんの膝柔らけぇ」

ああ、そう言えばこいつは、人の話を聞かない馬鹿だった。

膝を動かしてどかそうと思えばどかせられるが、あえてその手は使わない。
理由:下手な事をしてキレられたらかなわないから。

「零崎……」

「あと5分」

「5分前にも聞いたよその台詞」

僕はため息をつく。

「いいだろー?減るもんじゃないし」

「………」

コイツは……。

怒る気はないが、流石にあきれる。
野郎の膝に寝転んで何が楽しいんだ。

「いーたんがちゅーしてくれたら起きる」

「死ね」

「冗談だって」

笑いながらも起きる様子のない零崎を見て再度ため息をつく。

ため息をつくと幸せが減ると言うが、コイツが居ると僕の幸せが本当に減るんじゃないかと真剣に思う。

「いーたん…ため息ばっかだな」

「誰のせいだと思ってるんだ…」

「かははっ…俺?」

わかってるならどいてくれ。
思っていても言わないのは、僕がこいつに相当甘いからだろうか。

「いーたん」

「……何」

「30分したら起こして」

……コイツこのまま寝る気か…。

「わかったよ…」

「おやすみ欠陥」

「…おやすみ人間失格」

END

++++++
零僕っていうか、零崎と僕(ぁ
ほのぼの…してますよね?(聞くな
彼方はどうやら膝枕ネタが好きなようです。。

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