11/12の日記
21:23
ズルい人/零僕
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ごめんね姫ちゃん。
でもこうするしかなかったんだ。
………僕はズルい人間だから。
「いーたん、どうした?」
「……友死んじゃっただろうね」
「だろうな」
俺らの障害になるやつは、あいつが消していくだろうな。
そう言って笑う零崎に僕は首を傾げる。
「あいつ?」
まさか姫ちゃんの事を知っているのだろうか。
「あー…俺のこと溺愛してくれてた兄貴の妹」
でもって俺の妹。
そう言われ納得した。
そう言えば、零崎一族は絆が強いと誰かが言っていたような気がする。
「いーたんは…何か心当たりでもあるのか?」
友死んじゃっただろうねって意味深な言い方はさ。
そう言う零崎に僕はなるべく簡潔に教えた。
「うーん…僕を慕ってくれてた子がね」
零崎は、ふーんとだけ答えた。
「どっちにしろ、これでいーたんは俺だけの物だな」
「……戯言だよ」
「傑作だろ?」
「……戯言さ」
僕は今日から自由だけど、かわりに姫ちゃんが自由ではなくなるのだろう。
ごめんね姫ちゃん。
ありがとう。
今日から僕は自由に生きるよ。
ごめんね。
ありがとう。
END
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鬱エンドごめんなさい!(土下座
この話ばっかり書いてたら、他の話かけないな〜て事で、強制終了(ごめんなさい!
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