11/27の日記
23:07
友達/ツナとごく
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いつでも自分を最優先してくれて、こんな自分を慕ってくれて、仲良くしてくれる彼のことは大好きだ。
だけど、なんか……
こんなの‘友達’じゃないよ。
「獄寺君は…俺の、友達?」
突然の質問に驚いたのか獄寺君は、ちょっとだけビックリした顔をして、でも、へらっと笑って答えてくれた。
「はい!10代目が望むのなら、獄寺隼人は10代目の友達です!」
ちがう、ちがうんだ。
俺の欲しいのはそんなのじゃないんだ。
「ちがうんだ」
「10代目?」
10代目なんて、そんな呼び方やめて。
そんなの友達じゃない。
「ねえ、山本みたいにさ…ツナって呼んで?」
獄寺君は、しどろもどろしながら、そんな恐れ多いことできません。だとか言っている。
だけど
おれがいやなんだ。
「じゃあ、10代目命令」
「は?」
「俺のこと、ツナって呼んでくれなかったら、獄寺君と喋ってあげない!」
「そんなっ!!」
「ツナって呼んでよ」
獄寺君は、目をそらして‘あー’とか‘うー’とか言っている。
思えばいつも10代目って呼ばれてるもんな…
ツナって呼んでみてほしいな。
「いきますよ?」
「うん」
「つ…ツナ…よし、さん」
つなよしさんかぁ…
まあ、10代目よりはましだよね。
友達って感じではないけど…。
「ねえ獄寺君」
「今度は、ちゃんとツナって呼んでね」
「が……がんばります」
俺のわがままを聞いてくれる獄寺君。
やっぱり、まだ友達って感じじゃないけど、今はこれで満足…かな。
END
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ツナとごく。
ごっくんと友達でありたいツナ。
今日はツナの日ですね!(にこ
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